学校日記

城端線・氷見線直通化に期待! 6/1 390号

公開日
2023/06/01
更新日
2023/06/01

校長室

 3月末に開かれた「城端線・氷見線LRT化検討会」の最終会合のことです。LRT化には最大435億円の費用がかかるとの試算が出たうえに、工事のため長期にわたって運休しなければならず、車両が低床、軽量であるために降雪時には運行障害のリスクも伴うそうです。これらの事情を踏まえ、発電式エンジンを搭載したモーターで走る「電気式気動車」など、既存設備を最大限に活用できる新型車両の導入を目標とする結論に落ち着いたようです。

 中でも成否が注目されるのが城端・氷見両線の直通化です。これが実現するとどんなメリットがあるのでしょうか。一般には、次のように言われています。氷見線沿線の利用者にとっては、北陸新幹線のJR新高岡駅へのアクセスが向上します。県西部を訪れる観光客の回遊性も高まります。氷見線沿線には、国宝勝興寺や雨晴海岸、城端線沿線には国宝瑞龍寺があり、終着駅の城端駅の先には世界遺産の合掌造り集落を擁する南砺市五箇山地方があります。
 
 私は、城端・氷見両線に現在使用されているオレンジ色の車両に思い入れがあります。45年程前の高校時代には毎日の登下校に利用しました。息子たちも高校時代にお世話になりました。(現在では、お酒が入る会合の時の利用ぐらいですが・・・)私が、城端・氷見両線の直通化で最も注目するのは、氷見線越中中川駅へのアクセス向上です。近隣には、高岡高校、高岡工芸高校、高岡商業高校、高岡龍谷高校、高岡向陵高校、高岡第一高校があります。JRを一番利用する高校生にとってメリットがとても大きいことです。

 高岡駅での2鉄道(あいの風とやま鉄道と城端・氷見両線)の交差といえば、素人目に秋葉原駅での山手線と総武本線との立体交差を想像しますが、こうなると難工事になることが予想されます。高岡駅周辺では、路面電車軌道を走らすことが出来ればよいのですが・・・。元気なうちに、城端・氷見両線の直通化が実現できれば「べるもんた」に乗車し、氷見線沿線の景勝地を訪れてみたいです。