学校日記

向日葵の成長が楽しみ! 5/31 389号

公開日
2023/05/31
更新日
2023/05/31

校長室

 本校には、各学級ごとに広い花壇があります。美化委員会が担当する花壇も2つあり、その花壇の一部をお借りして向日葵の苗を植えさせていただきました。私は、2m位の長身の向日葵がとても好きです。真夏に職員室や校長室の窓越しに見える向日葵の花を見ていると元気が出ます。毎年枯れた向日葵の種を取って置き、種から育てています。

 種から育てると、芽が出て双葉になり、そして本葉。毎日の成長がとても楽しみです。そんな思いで毎日向日葵に水やりをしていると、校務助手さんから声をかけられました。「校長先生、植えられた向日葵元気ですね。」「そうなんです。私は長身の向日葵が好きで、毎年種を取っておいて、種から育てています。ただ、青虫が本葉を食べに来るので防虫剤をかけるタイミングが難しいのです。よろしかったら、余った向日葵の苗を家へお持ちください。」「有難うございます。でも、校長先生虫除けだったら防虫剤より籾殻を株本に敷いておく方がいいですよ。籾殻を敷いておくと虫が土の中から葉へと登っていけないので。籾殻は最近、手に入りにくいので、私家から持ってきますよ。」とのこと。

 翌日、校務助手さんは早速家から籾殻を一俵持ってきてくださいました。そういえば、昔母が畑の野菜の株本に籾殻を敷いていたのを思い出しました。一方父は、消防署に通報されない早朝未明に籾殻を送風機で風を当てながら、燃焼させ籾殻くん炭を作っていたのを思い出しました。私も真似をしてみたのですが、籾殻を灰色の灰にしないで、黒いくん炭にするのは、とても難しく職人技でした。

 もみ殻の使い道と効果について、インターネットで調べてみました。
 籾殻は、土壌改良剤として土壌にすきこむことができ、水捌けが良くなり、土壌が柔らかくなる効果があります。また、地表面に堆積させると、日差しを遮り、防草効果があるほか、地表面からの水分蒸発を抑制し、保湿効果がある。ハウス等では保温効果を期待できます。生の籾殻を畑で土の表面に敷き詰めることで、雑草や病害虫の抑制や、水分の蒸発を防ぎ土壌を保温・保湿することができます。籾殻は肥料成分はほとんどなく、分解がとても遅いため、そのまま使っても作物に影響を与えませんが、通気性が良くなり、保水性があります。

 校務助手さんや両親等、先輩(年配)の方の知恵は素晴らしいものです。なんか、日々畑での野菜作りに精を出している両親の見る目が変わった気がします。また、貴重な知恵を教えてくださった校務助手さん有難うございました。