カブトムシが大好きなS君! 5/30 388号
- 公開日
- 2023/05/30
- 更新日
- 2023/05/30
校長室
毎日のように校長室に5年生のS君がやって来ます。「校長先生、カブトムシ見に来たよ!」「どうぞ!」「見て、見て!カブトムシが完全に蛹になったよ。」「蛹はどれくらいの期間続くの?」「それぞれだけど、1箇月ぐらいかな。」「蛹になったら餌は食べないの?」「食べないよ。」「そしたら、熊の冬眠と一緒だね。」「うーん。」「何のために蛹の成長過程が必要なの?」「幼虫の時は、カブトムシの部位がドロドロながいぜ。それが、固い蛹の殻の中でそれぞれの部位が形作られるがいぜ。」「えーS君何でも知っているがね。すごーい。」「じゃーまた明日見に来るからね。さようなら。」
疑い深い私は、インターネットで調べてみました。
カブトムシは蛹になるのですか?
冬眠から目覚め、食欲旺盛で活発に活動していた幼虫が、徐々にエサを食べなくなっていきます。身体的な特徴としましては、白っぽかった体が黄色っぽくなりシワが目立つようになります。 ほとんどの場合は、4月から5月の時期にこのような状態になります。カブトムシが蛹になっている期間は約1か月。 この期間にタンパク質が組み替えられて、文字通り生まれ変わり、あのカッコいい成虫になります。 オスのツノ! 蛹になる時点でいきなり生えてきます。 幼虫は前蛹になったときに少しシワシワになります。 その時にツノになる外枠( ジェット風船をたたんだような )ができて、そこに液状の体液が流れ込むことによって、ツノになるそうです。
S君とカブトムシについて楽しい会話ができるのが日課になってきました。カブトムシの成長は「自然の神秘」が凝縮されているように思います。カブトムシの幼虫をくださった加藤さん有難うございました。(写真は校長室の飼育ケース)