学校日記

2年生野菜の苗植え! 5/9 373号

公開日
2023/05/09
更新日
2023/05/09

校長室

 好天にも恵まれ、2年生が野菜の苗植えを行いました。子供たちが家族と相談して購入してきた2つの苗を植えました。キュウリやプチトマト、ナス、メロンなど多種多様な苗が植えられました。一人の子供に尋ねてみました。「どうしてキュウリの苗を選んだの?」「だって、おじいちゃんがキュウリを育てるの難しいと言うんだもの。でも、工夫して上手く育った時は、最高な気分になれるんだって。だから、キュウリにしたの。」と返ってきました。
 
「収穫した時に美味しいから・・」という安易な発想ではなく、子供たちは家族で話し合った結果、どの苗を植えたら成長が楽しめるのかをよく考えているようでした。2年生の生活科の植物の栽培のねらいが知りたくなり、「小学校学習指導要領」を調べてみました。
 
 「動物を飼ったり植物を育てたりする活動を通して、それらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもって働きかけることができ、それらは生命をもっていることや成長していることに気付くとともに、生き物への親しみをもち、大切にしようとする。」とありました。さらに注釈として、
 
 「それらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもって働きかける」とは、動植物が育つ中でどのように変化し成長していくのか、どのような環境で育っていくのかについて興味や関心をもって、動植物に心を寄せ、よりよい成長を願って行為することである。
 
 飼育・栽培の過程において児童は「もっと元気に育ってほしい」「もっと上手に育てたい」という願いをもつ。そして、その願いを実現するために、動物本来の生育環境や土、水、日照、肥料といった植物の生育条件に目を向けるようになる。「捕まえた場所に生えていた草も一緒に入れてあげよう」「大きくなるように日当たりのよい場所に置こう」などとそれらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもち、自ら働きかけるようになる。さらに、働きかける中で児童は、「違いがあるぞ」と変化や成長の様子を桑べたり、「多分そうだろう」と予測して見通しを立てたり、「どうしてほしいのかな」と動植物の立場に立って考えたりするようになる。また、自らの働きかけに対して「どうだったかな」と反応や結果を考えたり、継続してきた活動を振り返って「だからそうなんだ」と自分とつなげて考えたりするようになる。(途中略)

 今年もこれらから2年生の子供たちが、毎日のように水やりや野菜の成長の様子を観察のために畑に出かける姿を見守っていきたいと思います。畑の土を耕して畝づくりをしてくださった藤井さん、今日子供たちの野菜の苗植えに一緒に参加してくださった保護者の皆さん本当に有難うございました。

みんながわくわくする学校を「自分から」