学校日記

加藤さん有難うございます!4/25 366号

公開日
2023/04/25
更新日
2023/04/25

校長室

 昨日知人の挽物職人加藤秀明(78)さんが来校され、カブトムシの幼虫を水槽に4杯いただきました。全部で50匹位の幼虫でしょうか。2年前に初めて本校に持って来ていただき、それを大切に育てていた3年Y君が今年も待ち遠しくて加藤さんに直接依頼したことを受けてのことでした。Y君を中心とした男子3名は、加藤さんが桶に入れてこられた幼虫の入ったおが屑の混じった土を手で水槽に移しました。子供たちは、カブトムシが本当に好きなようで作業中の子供たちの目は輝いていました。

 カブトムシの飼育ミニ知識です。カブトムシの幼虫は、季節と共に変化していきます。 夏(卵)→秋〜春の終わり(幼虫)→初夏(サナギ)→夏(成虫)といった感じに成長していきます。カブトムシの幼虫には弱点があります。それは、直射日光と寒さと水分不足です。途中で死んでしまう場合は、次のどれかが原因の時が多いです。それぞれの対策は以下の通りです。

•直射日光:日陰の涼しいところに置く
•寒さ:昆虫マットを深めにする
•水分不足:まめな霧吹き

 それと昆虫マット(腐葉土)が不足するとまれに共喰いすることもあるようですので、昆虫マットは適度に交換するようにします。

 加藤さんは、挽物作りの作業で出た欅のおが屑を腐葉土と混ぜ合わせ、そこにカブトムシの雄と雌の成虫を入れ産卵をさせておられます。幼虫に育った今頃の季節に、市内のこども園等に配付され、幼い子供たちを喜ばせておられます。

 お届けいただいてこれで3年目になりますが、1年目は成虫になる前に8割ぐらい、2年目は半分ぐらい死んでしまいました。今年は、全部成虫になるよう子供たちと知恵を出し合い飼育していきたいと思います。加藤さん有難うございました。

みんながわくわくする学校を「自分から」