中庭

学校日記 school diary

  • 第46号 環境

    公開日
    2021/05/31
    更新日
    2021/05/31

    校長室より

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    第1階段に、掲示物が登場しました(写真上)。
    2年生の生徒たちが各学級で作成し、掲示したものです。
    協力し合い、せっせと傾きなどを修正しながら、見やすいように設置してくれました。
    今年度は各種大会などに自分たちも参加することが多くなるため、3年生、1年生への応援メッセージだけでなく、自分たちもがんばろう!とのメッセージも込められているとのことです。

    校長室には朝から市職の方がもってきてくださったバラの花が活けられています(写真下)。
    机の上には別の花も・・・。
    花のある環境にいると、心が上がるというか、そこはかとなくうれしくなります。
    歳をとったなぁと感じます。

    生徒たちのつくった掲示物も、市職の方に活けてもらった花も、環境を整えてくれています。
    そして、その整った環境が心を整えてくれます。

    ものだけでなく、教室や職員室で交わされる言葉も、環境の大切な要素の一つです。
    教師は教育のプロフェッショナルとして、ことばも意識した環境づくりができているでしょうか。
    学校ばかりでなく、社会でも家庭でも、大人は子供たちのために、ことばも意識した環境づくりができているでしょうか。

    この土日は、自分のもてる力を発揮しようとがんばる生徒や、自然の中に身を置いて見た風景などが、おおいにわたしの心を揺さぶってくれる休日でした。
    そして、朝から生徒のつくった掲示物や校長室の花を見て、環境についての想いを巡らせています。

    日曜の朝に観たテレビ番組で、映画を監督された大友啓史さんが演出についてこのようなことを言われました。
    「ここで泣いて、という演出はやりたくない。泣きたくなるような環境をつくるのが我々の仕事。そこで泣くかどうかは役者の演技。」
    曖昧な記憶なので、だいたいこのような意味だったと思います。
    一緒に出演していた俳優の佐藤健さんも、共感しておられました。
    この話は学校の授業にも通じていると思います。
    「理解しろ」ではなく、どのようにすれば生徒が理解できるかを教師は追求しているからです。
    「やれ」と言って、できるなら指導者は不要です。
    いかにしてできるようになるかを導くのが大切だと思います。
    ある意味、いかに環境を整えるかなのです。

    生物は環境に合わせて進化します。
    すべてがつながっているように感じます。

  • 第45号 地区総合選手権大会水泳競技 終了

    公開日
    2021/05/29
    更新日
    2021/05/31

    校長室より

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    水泳競技が終了しました

    本日の結果で、本校からは2名の選手が県選手権大会の4種目に出場することとなりました。

    結果
    男子200m平泳ぎ1位
    男子100m平泳ぎ2位
    女子100mバタフライ1位
    女子200m自由形2位

    選手のみんな、よくがんばりました
    今日の結果が未来の自分のためになるのであれば、それはよい結果です

    関係者の皆さん、ありがとうございました

  • 第44号 開幕

    公開日
    2021/05/29
    更新日
    2021/05/31

    校長室より

    砺波地区中学校総合選手権大会 水泳競技が開幕しました。

    本校生徒は、よい結果を目指し、力の限り、本気で泳いでいます。

    ガンバレ!

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  • 第43号 いよいよ

    公開日
    2021/05/28
    更新日
    2021/05/31

    校長室より

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    令和3年度 砺波地区中学校総合選手権大会が明日の水泳競技を皮切りに、6月20日(日)まで、各地で開催されます。

    生徒会主催の激励会は5月31日(月)に予定されていますので、水泳競技に参加する選手のために、本日校長室で激励会を行いました。

    副会長○○さんの激励のことば、選手代表○○さんの決意のことば、共に立派でした。
    わたしは、選手に「よりよい結果とはなにか?」と問いました。
    みんな、最初に「自己ベスト」ということばを出した後、「成績」のことを話したので、感心しました。
    わたしも、ただ一人が勝ち取る優勝が結果のすべてではなく、未来の自分のための結果であれば、それはよい結果だと思うからです。
    これは、決して優勝を目指すなといっているわけではありません。
    本気で優勝、1位、トップを目指すからこそ、それぞれによい結果が生まれると考えます。

    昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で別の形での実施となった大会です。
    今のところ北信越大会、全国大会は開催予定となっています。

    大会の開催は当たり前のことではありません。
    感染症対策をとりながら、多くの方が支えてくださっての開催です。
    日頃から支えていただいている家族の存在もそうです。
    感謝の気持ちを胸に、選手がベストを尽くし、それぞれにとってよりよい結果となることを祈っています。


    ※令和3年度 砺波地区中学校総合選手権大会 組合せはこちら

  • 第42号 縁の下の力持ち その2

    公開日
    2021/05/27
    更新日
    2021/05/27

    校長室より

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    毎週木曜日はフッ化物洗口の日です。
    新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、校内での歯磨きは飛沫飛散防止の観点で中止しています。
    フッ化物洗口については、使い捨てのコップを使用していること、歯磨きのように洗面台に「ペッ」と水を吐き出すわけではないこと、洗口後の水は各自で指定の複数場所へ処理すること、などから昨年度3学期から、歯科衛生の観点で再開しています。
    今朝も、読書をしている静かな教室の廊下で担当の生徒が洗口用の液を配布しています(写真上)。※コップに液を入れる担当、コップを各自の机へ運ぶ担当

    出中生の歯を守るために誰かがいろいろ準備していることに、出中生は気付けているでしょうか。


    また、今週は校内の洗面台の蛇口の取っ手がすべてレバー型に取り替えられました。
    手のひらを使わずに、水を出したり止めたりできますから、ウイルスが手から口や鼻へと移動しにくくなります。(写真下)
    ※分かりにくいですが、手の甲でレバーを操作している様子です
    授業の邪魔にならないようにと、作業の仕方や時間帯を工夫してくださった業者の方や、交換のために予算を付けて少しでも早く工事にかかれるように苦労された方々の存在に、出中生は気付けているでしょうか。

    「気付き」のある人は、基本、愛のある人だとわたしは思っています。
    「気付き」の結果をどのように扱うかは、その人の人間性によるのでしょうが・・・。

  • 第41号 砺波地区選手権大会 開催迫る

    公開日
    2021/05/27
    更新日
    2021/05/28

    校長室より

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    5/29(土)開催の水泳競技を皮切りに、令和3年度砺波地区総合選手権大会が始まります。

    昨日の抽選会で、6/19(土)、20(日)開催予定競技の、対戦組合せ等が決定しました。

     ☆全体組合せ☆はこちら

    ・バスケットボール男子 2回戦 大谷中−石動中の勝者
    ・バスケットボール女子 予選aリーグ 石動中、福野中
    ・サッカー 1回戦 大谷中
    ・軟式野球 2回戦 福光中・吉江中−庄西中の勝者
    ・バレーボール男子 1回戦 平中
    ・バレーボール女子 2回戦 石動中
    ・ソフトテニス男子 Aリーグ 庄川中、石動中、城端中
    ・ソフトテニス女子 Cリーグ 福光中、吉江中
    ・卓球男子 総当たり 庄西中、吉江中、福野中、福光中
    ・卓球女子 総当たり 吉江中、福野中、庄西中、福光中
    ・バドミントン男子 Aリーグ 福野中、石動中
    ・バドミントン女子 Bリーグ 福野中、石動中、平中
    ・柔道男子 Aリーグ 石動中、吉江中
    ・剣道女子 Aリーグ 庄川中、井波中
    ・剣道男子 Bリーグ 福野中、庄西中、津沢中

    全体の組合せはこちら。
    会場等の詳細については別途連絡いたします。
    水泳競技は5/29、陸上競技は6/4、5の開催予定です。

    出中生のみなさん。
    今まで積み重ねてきた今の自分たちの力を、出し尽くしてほしい!
    みんなにとってよりよい結果となるよう、応援しています!!

  • 第40号 出中生の本気

    公開日
    2021/05/26
    更新日
    2021/05/26

    校長室より

    今日、生徒総会がありました。
    例年は体育館で全校が集まって実施していますが、新型コロナウイルス感染症対策として会議室での開催です。

    総会ですから全校生徒が参加する必要があります。
    生徒会執行部や委員長、代議員以外は各教室で、リモートでの参加となりました。

    総会が始まるあいさつの後、生徒会長の話がありました。

    「(略)今日の生徒総会は一度に全校が同じ場所に集まれなくても、全員が今年度の自らの目標を見いだしたり、生徒会活動について共通理解したりする、出中生が心を通わすための貴重な場です。(略)」

    「画面を通して参加しているみなさん。学級討議ではたくさんの意見をありがとうございました。自分たちの生徒会活動のことに一人一人の意見が反映されていく様子を見守ってください。思ったことがあればふり返り用紙に記入してください。」

    「コロナ渦で今日の生徒総会を開催できることは決して当たり前のことではありません。多くの人が関わってきたことを忘れず、感謝して限りある時間を有効に活用していきましょう。」

    「そして、みんなでよりよい出中をつくっていきましょう」

    とても分かりやすくメッセージ性のある話で、感心しました。


    この後、リモート参加の各教室を見ました。
    画面を通しての指示で資料を確認したり、議案について考えたり、本気の出中生の姿がありました。

    生徒会長の本気の語り。
    生徒会長の話を本気で聴く会議室のリーダーたち。
    そして、各教室で画面を通しながら話を本気で聴く出中生。

    出町中学校生徒会の歴史と伝統の一端を見た思いです。
    残念ながら出張に出なくてはならず、ここで学校を後にしました。
    生徒総会の様子を最後まで観たかった・・・。

    生徒会長が言ってくれたように、今日の生徒総会は多くの人の支えによって開催されています。
    これは生徒総会に限らず、多くのことがそうです。
    特にコロナ渦の今はなおさらです。
    そして、こういうときだからこそ気付くことがあります。
    それは、いろいろなことの「ありがたさ」です。
    本気で物事に取り組んで人が、このことに気付きやすいのではないでしょうか。

    本気・根気・元気です。

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  • 第39号 科学的な思考

    公開日
    2021/05/25
    更新日
    2021/05/25

    校長室より

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    学校を回っていると、3年生の理科の学習で、先日行った中和反応の実験結果を基に、ビーカー内で起こっているであろう反応について、モデルを使って考えていました。
    BTB溶液の色の変化、水を蒸発させたときに残った物質の特徴などを根拠に、今までの学習を活かしながら考察を進めています。
    本気で考え、本気で説明し、それを本気で聴く姿。
    うれしく思いながら、ある質問をしたら、「それは今から問うところです」と、授業者に言われました。
    すみません、邪魔をしました。

    生徒たちが本気で今日の理科の課題を考えている姿を見ていたら、この前、横浜市のアミメニシキヘビが逃走していた事件を思い出しました。

    大型連休が終わろうとしていた5月6日(木)に、神奈川県横浜市戸塚区のアパートから、アミメニシキヘビが逃走しました。男性会社員がペットとして飼育していたもので、体長は3.5m、重さ約13kgと、けっこうな大きさです。
    大きい身体にもかかわらず、なかなか見つかりません。
    5月22日(土)16:40頃、飼われていたアパートの屋根裏で、16日ぶりにようやく発見されました。

    なぜ、この事件をわたしは思い出したのでしょう。
    科学的に考えることの大切さを再認識した事件だったからかもしれません。

    日本爬虫類両生類協会代表理事の白輪剛史氏(※体感型動物園iZoo(イズー)園長、体感型カエル館KawaZoo館長という肩書きもある)が、この件についての情報をTwitterで流し続けておられました。
    一応理科教師なので注目していました。
    そのツイートの一部を転載します。
    矢印の後の文章は各ツイートに対する、わたしの個人的見解です。

    ●5月7日(金)8:21
    アミメニシキヘビは人の命を奪う可能性のあるヘビです。
    3.5mあるとのことで、仮に飼い主は大人しいと感じていても一旦、襲われれば大人一人では首などを巻かれてしまえばひとたまりもありません。人身事故が起こる前に捕獲されることを願います。
    → アニメニシキヘビを知らない人にとって、正しく恐れるための情報ですね。

    ●5月7日(金)9:43
    横浜市でのアミメニシキヘビ逸走事案について、一般社団法人日本爬虫類両生類協会にもお問い合わせを頂いております。協会としても今回の事案を深刻に受け止めており、現在飼育されている方にはより一層の注意喚起を行います。速やかに捕獲されることを願っております。
    → 直接の関係者ではないですが、関わる人間としての責任感を感じます。

    ●5月7日(金)10:58
    アミメニシキヘビ逸走事案について、捜索依頼があり、横浜へ出向き、飼育部屋、飼育ケージ、脱走経路を現場で確認してきました。近隣は他人の敷地で許可なく立ち入ることができないため、捜索に限界を感じました。当面、むやみに草むらなどに近づかない等の注意喚起が必要です。
    → 緊急事態における法の運用について考えさせられるツイートです。

    ●5月10日(月)8:57
    これ、ボアコンストリクターです。本件勃発後から、私が把握している限り、既に4種類の誤報写真が出回っています。メディアの皆さんには写真を調達する際に、慎重を期して頂きたい。犬に噛まれたニュースでタヌキを紹介するようなものです。
    → ネットでよくある誤情報の垂れ流しです。個人ではなく、マスコミが流していることを危惧します。

    ●5月10日(月)9:57
    今度はイメージでヒイロニシキヘビ・・・。種類位は最低調べましょう。
    → ネット情報だけでなく、マスコミ情報についてもある程度疑ってみることが大切です。情報リテラシー。子供にとって、特に危険です。

    ●5月11日(火)1:04
    賃貸物件での爬虫類の飼育禁止や、物件の明渡しを求められている大家さんがおられましたら、何卒、冷静にご再考いただけます様よろしくお願い致します。爬虫類の多くは「鳴かない」「臭わない」「省スペースて飼育できる」ものがほとんどです。
    → こういう事件が発生すると、短絡的な反応が起こります。人類が生き延びるためにDNAに刻まれたものともいえますが・・・。

    ●5月11日(火)7:41
    横浜の現場に向かっています。一刻も早く見つかって欲しい。
    → いよいよ、登場です。

    ●5月12日(水)13:35
    本日14:00より 東京の衆議院第二議員会館 地下1階 第5会議室に於いて
    爬虫類両生類を考える議員連盟と一般社団法人日本爬虫類両生類協会の共同記者会見を行います。
    内容:横浜市におけるアミメニシキヘビの逸走事案について、今後の対応について、議連からの提言について
    → 新型コロナウイルス感染症の陽性者に対する世間の対応と似ています。DNAに刷り込まれています。だからこそ、人として意識して、冷静に対応したいものです。

    ●5月13日(木)21:15
    横浜のアミメニシキヘビ逸走事案、警察、消防、区、動物愛護センターの皆さんが連日捜索していますが、未だ発見に至らず。捜索をしても発見できないので、飼育者が普段与えていた冷凍ラットをアパート周辺のごく近い場所に「置き餌」して、ヘビを誘き寄せる作戦を試みました。
    → 試行錯誤です。対策の結果を考察し、新たな対策をうちます。科学的思考に基づく問題解決と言えます。

    ●5月14日(金)8:34
    たくさんのご意見を頂きありがとうございます。諸事情により生き餌や、罠を使用できないことをご理解ください。法律、地形、住民感情、警察、消防、区役所、動物愛護センター、動物愛護団体など、多方面にご理解とご協力を仰ぎ、対応しています。今、出来うるベストを尽くして対応しています。
    → 関係者にしか分からない情報や苦労があります。かといって、「そんなに言うなら、あなたがやればよい」とは、プロフェッショナルとしては簡単に言えません。

    ●5月15日(土)4:15
    10日経っても痕跡すらないアミメニシキヘビ。あらゆる疑問と可能性をひとつずつ潰していく必要を感じます。近隣の方への注意喚起を継続しつつ、冷静になって原点に戻って再検証したい。
    → 何度も何度も、解決に向かって粛々と根気よく取り組んでいくだけなのです。かつ、それは安全確保と同時進行であり、マルチタスクの重要性も示しています。

    ●5月15日(土)12:36
    今日も横浜にてアミメニシキヘビ捜索。本日まで室内説を打ち消せずにいましたが、飼育者立ち合いで自宅内、家財、家電、家具を入念に調べましたが、居室内では発見できず。屋外は快晴。消防隊や警察、動物愛護センターから100名以上が捜索をしています。
    → 考えられうる可能性をこつこつとつぶす作業は、本当に根気のいる作業だと思います。

    ●5月16日(日)8:19
    アミメニシキヘビ逸走について横浜市の気温を調べてみました。ヘビが行方不明になってから10日間、日々の平均気温が摂氏17.2度〜22.5度。アミメニシキヘビの好適温度が摂氏28度以上と考えると低すぎる。
    遠方に移動したと考えにくく、近場に潜んでいると考えられる根拠。特に8日の最低気温が摂氏13.8度。
    → データに基づく冷静な分析・考察。とても参考になります。

    ●5月16日(日)8:19
    屋外を延べ数百名で捜索して見つからないことを考えると、寒さを凌いでアパートの天井裏、外壁内部に潜んでいる可能性は十分にある。特に飼い主の部屋付近、階段踊り場天井の天板が剥がれており、ヘビの重みで天板が外れた可能性がある。外よりもまずはアパートの構造内部を捜索するべき。
    → 自信を感じる発言です。科学的根拠に基づき、今までの経験が活かされていると感じます。

    ●5月17日(月)10:47
    アミメニシキヘビが長距離を移動したとはやはり考え難い。過去10日間の平均気温を数字で見ると低すぎる。このような低温での飼育はあり得ないレベル。従って、本件は人為的でなければ建屋内などごく限られた場所から移動していないと推測しています。
    → 「推測しています」と冷静な表現の中に、自信を感じます。また、「人為的でなければ」と、別の可能性も考慮されています。

    ●5月18日(火)7:38
    私が建屋構造内の捜索にこだわる理由。それは気温とアパート軒下のケイカル板が剥がれたこと。これは7日には無かった現象で、12日には外れているのを確認しています。可能性としてヘビの重みが内部からかかり、外れたとも考えられます。
    → ひとつの根拠だけでなく、あらゆる角度の情報が自信の源であるように感じます。

    ●5月18日(火)7:51
    大変多くのアドバイス、ご助言、「早く捕まえろ」というお叱りも頂いています。盗難説についてのご指摘が多いことも承知していますが、その可能性は警察が判断することです。私は、アミメニシキヘビが逃げたとされている以上、ヘビの習性を考慮し、飼い主の依頼で捜索のお手伝いしています。
    → あくまでも爬虫類の専門家として、自分のできることを精一杯成し遂げる覚悟を感じます。批判は誰にでもできることであり、ここで必要なのは批評家でも、評論家でもなく、実践者なのです。

    ●5月21日(金)
    警察の捜索が本日打ち切りとの報道。これ以上、屋外を捜索しても発見の見込みが薄いとの判断だと思います。屋外に出たとしてこれまでの捜索で発見できない状況は正直、不思議です。
    → 専門家としての勘というか、経験というか、大切にしたい感覚です。

    ●5月22日(土)22:22
    横浜市戸塚区で逸走していたアミメニシキヘビを無事確保することができました。潜んでいる可能性がある場所が多く、捜索には時間と労力が必要な過酷な現場でした。気温を基に予測通り、ヘビを屋根裏から無事発見できました。関係者の皆様、ありがとうございました。
    → 時間と労力。この二つの単語に、多くの意味を感じます。

    ●5月24日(月)8:23
    今回、無事にアミメニシキヘビが捕獲できたのは、警察、消防、横浜市、戸塚区、ボランティアの皆様が野外で大人数による捜索をして頂いた結果、野外にいることはないと確信したので、アパート内の構造物の中にいるという結論に達したのです。野外の捜索は決して無駄ではなかったのです。
    → 「野外の捜索は決して無駄ではなかった」は、全くその通りと感じます。結果だけをとらえて、野外捜索を否定する人がいるとするならば、残念な気持ちになります。


    今回の事件は、とにもかくにもけが人がいなかったことが何よりです。
    出町中学校での毎日の学習の中で、出中のみんなにも、未知の問題に対応できる力の土台をつくってほしいと願っています。
    だから校長室の前に、「本気で考える」掲示板を設置したのです。

    キーワードは、本気・根気・元気です。

    ↓写真は白輪剛史氏のtwitter画像です。グラフやデータで分かりやすいです。写真右はニュース配信画像です。大きい…

  • 第38号 極める人たち

    公開日
    2021/05/24
    更新日
    2021/05/24

    校長室より

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    先週実施した1学期中間考査の解答用紙が採点され、生徒の手元に戻り始めています。
    1年生にとっては中学生になって初めての定期テストです。
    「でした」ではなく、「です」と書いたのは、戻ってきた採点済みの答案をどのように未来に活かすかが重要であり、その意味で中間考査は続いているからです。
    いろいろ感じたかもしれませんが、点数はあくまで今どれだけ学習内容を理解しているのかを表す数字に過ぎません。それも、単なるデータのひとつです。
    大切なのは、この結果を未来に活用することです。
    成長につなげることです。
    これは、未来の自分のためとなります。
    きっと、未来の自分が、がんばった今の自分をほめてくれるでしょう。


    今日から校長室前の掲示は、小学生の作文にしました。
    ある分野で、ある意味頂点を極めた人が小学生時代に書いたものです。
    未来を見据えた文章で、わたしは単純に「すごい」と感心してしまいます。
    目がとまった出中生がこの手紙を読んで、何を感じるでしょう。
    極める人のことを知ることは、刺激になるとわたしは思っています。
    別世界の人、自分とは違う、などと感じる人がいるかもしれませんが、心のどこかに、何かが引っかかればと願っています。
    そのことを実感するのが今ではなく、10年後、20年後でもかまいません。


    先週、イギリスのロイヤルバレエ団に所属する金子扶生さんが、主役級を演じるプリンシパルに昇格したというニュースが流れました。(下写真:NHK「おはよう日本」より)
    ロイヤルバレエ団は、世界3大バレエ団の一つと称される、イギリス王立のバレエ団です。
    金子さんは大阪のバレエスクールで学び、2008年に、3大国際コンクールの一つと言われるバルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞するなど、国際バレエコンクールで相次いで受賞しました。
    そして2010年から2011年のシーズンにロイヤルバレエ団に入団し、2018年からはプリンシパルに次ぐ第1ソリストとして活躍してきました。
    20日に上演された「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」という演目で、プリンシパルとしてデビューです。

    インタビューが朝のニュースで流れていましたが、「今まで支えていただいたみなさんに恩返ししたい」と笑顔で話しておられる姿が印象的でした。
    アメリカ大リーグで絶好調の大谷翔平選手も、アメリカプロバスケットボールで活躍している八村塁選手も、感謝のことばをよく使っています。

    その世界で活躍をする人のほとんどが周りへの感謝の気持ちを言葉にして表します。

    さて、それはなぜでしょう。
    これも、出中生に、考えてほしいことのひとつです。



    ※以下は、公式ホームページの記事の抜粋です。
    https://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-announces-company-promotions
    意訳は間違っている可能性があるのであくまで参考まで。

    The Royal Ballet announces Company promotions
    ロイヤル・バレエ団が、プロモーションを発表

    Director of The Royal Ballet Kevin O’Hare today announces promotions for The Royal Ballet’s 2020/21 Season and the forthcoming 2021/22 Season.
    ロイヤル・バレエ団のケビン・オヘア監督は、本日、ロイヤル・バレエ団の2020/21シーズンと、2021/22シーズンのプロモーションを発表しました。
    By Ashley Woodfield (Head of Ballet Press)
    アシュリー・ウッドフィールド(バレエ・プレスの責任者)

    Tuesday 18 May 2021, 8.25pm

    Kevin O’Hare comments: ‘With our eagerly awaited return to the stage, it is wonderful to mark this moment with some celebratory promotions for the dancers. I am always delighted to recognise the exceptional artistry of our Company members and it feels even more special at this time as we emerge from lockdown to share this exciting news.’
    ケビン・オヘアのコメント
    「待望のステージへの復帰で、ダンサーのためのいくつかのお祝いの意味を込めたプロモーションであり、この瞬間を示すことができることは素晴らしいことだ。私は常にバレエ団のメンバーの特別な芸術性を認識できることを嬉しく思うし、このエキサイティングなニュースを共有するためにロックダウンから出てくる感じであり、現時点ではさらに特別な感じだ。

    Fumi Kaneko and Cesar Corrales are promoted to Principal this Season with immediate effect.
    金子扶生とセザール・コラレスは今シーズン、即戦力として、プリンシパルに昇格する。

    Fumi Kaneko’s first performance as a Principal of The Royal Ballet will be in Christopher Wheeldon’s Within the Golden Hour on 20 May 2021.
    金子扶生のロイヤルバレエのプリンシパルとしての初演は、2021年5月20日のクリストファーウィールドンのゴールデンアワー内で行われる。

    https://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-announces-company-promotions

    写真:NHKおはよう日本

  • 第37号 改めて、確認したい

    公開日
    2021/05/21
    更新日
    2021/05/21

    校長室より

    「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」
    https://www.jrc.or.jp/saigai/news/200326_006124.html

    これは、昨年3月26日に、日本赤十字社のホームページに掲載された記事です。

    ここには、次のような文章があります。

    新型コロナウイルスによる感染症は、世界中で感染の拡大が続いている状況です。
    この感染症は、"3つの顔"を持っており、これらが"負のスパイラル"としてつながることで、更なる感染の拡大につながっています。


    いかがでしょう?
    ぜひ、出中生にもオリジナルのホームページを閲覧してほしいです。
    1年前の記事が今でも古く感じないのは、あまりよいことではないのかもしれません。
    1年たっても状況が好転しているわけではない、という証拠かもしれないからです。
    ただし、この1年間で分かったことはたくさんありますし、認識できたこともたくさんあります。
    暗い気持ちでいるだけでなく、今できることを、本気で、根気よく、粛々と取り組むのみです。

    日本赤十字社のホームページの画像を一部抜粋して転載します。
    ほんの一部ですが、改めて確認したいことと感じます。

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8195899?tm=20240808123208

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200336?tm=20240808123208