中庭

学校日記 school diary

  • 第210号 スキマ

    公開日
    2022/01/31
    更新日
    2022/02/01

    校長室より

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    本日の天気予報から、あまりスッキリしない天気と思っていたのですが、時折青空の広がる空でした

    その瞬間、職員室と校長室との境の扉に幾何学的な模様が映っています(写真上A)
    それをたどると棚の上にも模様が続きます(写真上B)
    これは、ブラインドの影響です(写真上C)
    ブラインドのひもが通るスキマの影響です(写真上D)
    ピンホールカメラの原理で、太陽が像となって映っていたのでした
    スキマのつくる、自然美です

    スキマ風というと、何だか寂しい気持ちになります
    スキマから覗くというと、何だか怪しい気持ちになります
    スキマって、不思議な響きです

    朝の読書の様子を教室のスキマから覗きました(写真下E)
    放課後に教職員が研修をしている様子をスキマから覗きました(写真下F)
    ※正確に言うと、スキマからではないですが・・・

    スキマと言えば、鉄道好きのわたしはレールのつなぎ目のスキマを思い出します(写真下G)
    果たしてあのスキマは何か???
    決して工事施工ミスではありません
    手抜きでもありません

    理科教師っぽくとある公式をご紹介します(最下図)
    ネットは便利なもので、公式のWEBページがあります
    ※https://keisan.casio.jp/exec/user/1448592530

    熱膨張量の計算の公式を使って、30mの鉄製レールが摂氏0度の時と、摂氏30度の時との長さの違いを求めました
    ここ砺波でも体感できる、真冬の寒い日と、真夏の暑い日との差です
    このときのレールの延びは 10.53mm
    約1cmです
    レールのつなぎ目になぜスキマがあるのか
    出中生のみんなは、その理由が分かるかな

  • 第209号 信ずる

    公開日
    2022/01/28
    更新日
    2022/01/28

    校長室より

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    本日、お昼の給食の時間
    いつもの放送の中で、特別プログラムの全国中学校スキー大会に出場する○○さんの壮行放送がありました

    県中学校スキー選手権大会の後、本人からレースを振り返っての具体的な反省の弁を聞いていたので、今日の放送前に、その後どうなったのかを尋ねていました
    そのときの○○さんは前回大会の悔しさを練習に活かし、本気で取り組んでいたことが伝わってくる回答でした
    それは、発する言葉だけでなく、表情も含めてです

    放送の最後に、校長として激励の言葉を述べました
    1 過去の自分が感じたことを信じ、本気でがんばってきた今の自分を信じ、レースではそのもてる力を出し切ってほしい
    2 100分の1秒を競う世界だから、過去の自分、今の自分を信じることで、自信をもって2本滑りきってほしい
    3 多くの人が応援している


    昔、スキー用品全般を扱う「SALOMON RACING」のCMに、次のようなものがありました

    レースのスタート直前に、滑走の様子をイメージしている選手の映像
    (ナレーション)
    「5分前 道具を信じる」
    「2分前 自分を信じる」
    「5秒前 神を信じる」
    (スタート電子音)
    「ピ・ピ・ピ・ピーン」
    かけ声と共に選手が勢いよくスタートを切る映像
    そして、「SALOMON RACING」の企業ロゴが浮かび上がる

    何事においても、自信をもって取り組むことができる状態になっていることは大切だと思います
    「自信をもつ」
    言葉で言うのは簡単ですが・・・
    「自信」とは、「自分を信じる」と書きます
    自分のことを一番見ているのは、誰でもない自分です(※自分の中には、自分の気付かない自分という側面もありますが・・・)
    そんな自分を信じられる、日頃の言動の積み重ねが、ここぞという時の自信につながると、わたしは思います

    わたしは、「○○さんなら、自信をもって滑ってくれる」と感じています
    後期生徒会長○○さんも激励の言葉として言ってくれましたが、全校生徒が応援しています
    本校教職員も応援しています
    周りの多くの人が応援しています

    がんばれ!!!

    懸垂幕をかけていただいた、出町中学校PTA、出町中学校文化体育後援会の皆様、ありがとうございます

  • 第208号 学校給食週間中は特別献立

    公開日
    2022/01/27
    更新日
    2022/01/27

    校長室より

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    今週は学校給食週間で、特別献立の毎日です
    今年の給食週間のテーマは、「給食でLet’sトラベル!」です
    市内の小中学生を対象にアンケートを実施した結果の、「旅行で行ってみたい都道府県と外国」にちなんだ献立が登場しています

     1/24(月) 沖縄県 行ってみたい都道府県2位
     1/25(火) 大韓民国  行ってみたい国2位
     1/26(水) 北海道 行ってみたい都道府県1位
     1/27(木) アメリカ合衆国 行ってみたい国1位
    そして明日は・・・
     1/28(金) 富山県砺波市
    ※詳細は、こちらの砺波市学校給食センターHPへ

    明日の献立表(下表)は地名のみで、「何が砺波市か?」の、副題が書いてありません
    しかし、ここにもしっかりとしたテーマがありました
    それは、疑問に思って砺波市学校給食センターの方に直接伺って判明しました
    副題は「ぜひ、観光におすすめしたい場所」でした
    その場所が、富山県砺波市です

    いつも、いろいろと工夫を凝らしていただいている砺波市学校給食センターのみなさんに感謝申し上げます ありがとうございます
    さりげなく多くの方に見守られ、支えられている出中生
    わたしが言うのも変ですが、しあわせなことです
    そのことについて、実感をもって理解できるようになるのは、おとなになってからかなぁ・・・
    それは、わたしだけか

  • 第207号 テストとは

    公開日
    2022/01/26
    更新日
    2022/01/26

    校長室より

    朝から大学入試に関連して、「共通テスト問題「流出」」と様々なソースが報道しています

    「共通テスト問題「流出」警視庁が捜査開始・・・偽計業務妨害の疑いで」
     読売新聞オンライン 1/26(水)10:42

    「共通テスト 試験中に問題“外部流出”か」
     日本テレビ系(NNN)1/26(水)10:17

    「大学共通テスト中に試験問題流出か 警視庁捜査」
     産経新聞 1/26(水)10:15

    「【速報】大学入学共通テストの試験中に問題流出か 警視庁が捜査」
     テレビ朝日系(ANN)1/26(水)9:46

    「大学入学共通テストの試験中に問題を撮影、SNSで送信 家庭教師紹介サイトの大学生が解答を返信」
     ABEMA TIMES 1/26(水)9:38

    「試験中に撮影か 大学入学共通テストの試験問題流出 警視庁が捜査」
     TBS系(JNN)1/26(水)9:29

    「大学共通テスト、試験時間中に世界史の問題流出か 警視庁が捜査」
     朝日新聞デジタル 1/26(水)8:50

    「大学入学共通テスト問題流出か、警視庁捜査」
     共同通信 1/26(水)8:02

    「共通テスト中に問題流出か 世界史B、画像を外部送信の疑い」
     共同通信 1/26(水)7:46

    「【独自】共通テスト問題、試験中にSNSで流出か・・・画像受け取った東大生2人が解答返信」
     読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

    「家庭教師紹介サイト悪用か、「あなたの実力試したい」高2女子名乗り大学生に事前接触」
     読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

    同じ事実であってもソースによって見出しが微妙に違い、読むものの印象にも影響があると感じます
    ひとつの見出しにしか触れられない場合は、読む側に誤解を招くのではと危惧します
    これは、情報を受ける側が、十分留意しなければならないことです
    いわゆる、情報リテラシーです

    朝から、そのことをまず感じ、加えて今回の事案について考えました
    「テストとは何か」ということです

    テストには大きく2通りあると思いますが、その詳細についてこの場で発信することはしません

    ただ、受験シーズンになると、「あなたにとってよりよい結果になりますように」と祈ります
    自分がその立場の時にも、「自分自身にとってよりよい結果になりますように」と祈り、準備を進め、本番に臨みました
    ただし、それは大学生の頃からです
    高校受験や大学受験では、合格が全てでした
    それが、今は「決して合格、不合格が全てではない」と思っています
    不正のないことはもちろんですが、今の自分の力を出し切っての結果であれば・・・

    「不合格がよいなんて、そんなことはない」と思われる方もおられるでしょうが、長い目で人生を考えた時にはどうでしょう
    高校入試、大学入試、入社試験、資格試験等、「不合格した人が全て不幸せ」で、「合格した人が幸せ」かと問われたら、今のわたしはそう思いません
    これは、そうではない人を多く見てきたからです
    そして、わたし自身もそのうちの一人だからです

    また、話が長くなっています・・・(反省)
    本校3年生には、現時点での自身最大限の力を振り絞り、本気・根気・元気で進路決定に向けて取り組んでほしいと思います

    一人一人にとって、よりよい結果になることを祈っています
    混乱させるかもしれませんが、合格を本気で目指すことは大切ですよ
    その結果については、全てを受け入れることが大切だと思っています

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  • 第206号 誰のせいでも ありゃしない

    公開日
    2022/01/25
    更新日
    2022/01/25

    校長室より

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    新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて、本日、1月25日(火)午前0時に、県は独自の警戒レベルを「ステージ2」に引き上げました

    今までとは様相を異とする第6波です
    学校においても、感染予防の徹底に取り組んでいるところであり、保護者の皆様、地域の皆様にもご協力をいただいています
    継続していきたいと強く思います

    生徒玄関前廊下には、保健委員会が作成してくれた手洗いを促す掲示があります
    これも、以前から継続している取り組みのひとつです
    ステージ2への引き上げは、生徒のみならず、教職員一同、より一層気を引き締める機会です
    一人一人の意識の向上が大切です
    委員の○○さんが、「より出中生の手洗いを徹底させたい」と養護教諭に話していたことを聞きました
    保健委員会のみんな、ありがとう

    加えて、誰が感染してもおかしくない状況ですから、誹謗中傷、差別などは厳禁であることも、再度確認します
    下の図(※著作権の関係で一部モザイクをかけています)は、漫画「秘密結社 鷹の爪団」に登場する戦闘主任、兼、怪人製造主任の吉田くん(本名:吉田”ジャスティス”カツヲ)が、読者の質問に対して回答した言葉です
    これはネタですが、今のご時世に対する風刺にもなっているように思います

    何かあれば誰かのせいにする
    犯人をつくりあげて責める
    など

    何とも悲しい限りです

     誰のせいでも ありゃしない
     みんなおいらが悪いのか

    尾藤イサオさんの歌う「悲しき願い」の一節が思い出されます
    歌詞の本来の意味は、ここで述べていることと違いますが・・・

  • 第205号 今は未来につづく

    公開日
    2022/01/24
    更新日
    2022/01/24

    校長室より

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    過日、3年生の○○さんに今年度の第3学年がテーマが「未来」になったのはなぜかと尋ねたら、わざわざ校長室へ、前期学年議長○○さんと、前期学年副議長○○さんが説明のために来てくれました

    二人の話を聴いて、「やはり思いの詰まった言葉には力があるな」と改めて感じさせてもらい、とてもうれしくなりました
    また、自分たちの想いを、周りに伝えられる、このような雰囲気、空気が、代々と引き継がれる出町中学校の伝統なのだと感じました

    想いを語ることで、より一層自分の考えを確認できたり、より深く考えることができたりします
    これは学習に言えることでしょうし、おとなにも言えることです
    例えば、教師という職業はその最たるもので、授業で生徒に伝えることが、より一層自分のためになっていることがよくあります
    いや、わたしがそうなので、「ありました」と言った方が適切かもしれません

    親が子に、想いや考えを伝えることも同じでしょう
    今日は昼から小学6年生、及びその保護者を対象とした入学説明会でした
    親は子供がいるおかげで親になれると言います
    子を育てているつもりが、子に親として育てられているのです
    これもわたしがそうなので、「育てられました」と言った方が適切かもしれません
    言わなければ伝わらないことがあります
    伝えることで、自分自身も改めて考えること・感じることがあります
    中学生は、劇的に成長する時期であり、中学生自身も戸惑い悩むことがあります
    すでにその時期を体験をしているおとなは、先輩として支えることができるでしょう
    ただし、何人の子を育てたとしてもその子の親としては初めての経験になりますから、そこは意識して目の前の我が子を支えていただけたらと思います
    いつにも増して分かりにくい文章ですね・・・

    毎日、校長室には花が咲いています
    出町中学校にも、いろいろな場面で、出中生の花が咲きます
    決して一斉に花を咲かせることはありません
    花の咲くタイミングはそれぞれです
    卒業後に大きく花ひらくこともあります
    わたしは、今咲く花も、卒業後に咲く花も、一人一人の「未来での満開」のためのものと思っています

  • 第204号 どちらも、そこには愛がある

    公開日
    2022/01/21
    更新日
    2022/01/21

    校長室より

    「そこに愛はあるのか?」
    「この世から愛がなくなったら、ア行は『う・え・お』や」
    これらのセリフが印象に残る、個人的に好きなテレビCMがあります

    わたしは、日本の教育の基本は「愛」であると、とある師匠から教えられています
    「教える」の語源が「愛(いと)おしむ」であるという説から来ています
    この説から言えば、日本における指導力不足とは、次のような解釈となります
    「子供に対する愛がない」
    「子供に愛を伝えることが下手」
    「愛を知らない、感じられない」
    これに対して、欧米では「EDUCATION」を使い、その意味は「引き出す」だそうです
    この意味から言えば、欧米における指導力不足とは、「子供の能力を引き出せない」ということになります
    これは、言葉遊びをしているつもりでは全くなく、そもそもの意味を考えているだけです
    「教育とは何か」なのです
    これは決して学校教育だけでなく、家庭教育や社会教育にも当てはまると思っています


    今日も本校では、多種多様で、指導者が工夫を凝らした教育活動が繰り広げられています

    朝、生徒会活動の一環として、来週開催予定の生徒総会資料の読み込みが始まりました
    タブレットに生徒総会資料を、各自でダウンロードして読んでいます
    校長室では、過日実施した書初大会で審査の結果受賞した生徒たちの表彰状の作成の仕上げに、わたしが一枚一枚、職印を押しています
    デジタル機器利用の現代版生徒会活動も、アナログ感満載の手作業も、どちらも愛がいっぱいです
    特に、表彰状の押印は、一押し一押し、確実に「愛」を込めています

    周りからのいろいろな形の愛が、子供たちに届けばうれしいです
    今はまだそのことに気付かないとしても

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  • 第203号 大寒

    公開日
    2022/01/20
    更新日
    2022/01/20

    校長室より

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    小寒の寒の入りから始まった1年中で最も寒さが厳しいこの時季
    気付くと今日は「大寒」です
    年間の最低気温が観測されるのがこの頃ですが、「春遠からじ」・・・
    まもなく寒明の立春が迫っています

    1段目写真:生徒たちの朝の登校の様子も、寒さが伝わってきませんか
    2段目写真:グラウンドに昨日不意に現れた雪だるま群※が、降雪の影響でよく見えなくなりました
    ※出町認定こども園の子供たちが、昨日本校グラウンドで作成した雪だるまです

    昔から日本ではこの時季、寒さに耐える体力、精神力を養うことをねらいとして寒稽古が行われています
    今日のような天候の中、自分の足で登下校し、本気で根気よく元気に学習することも、ある意味寒稽古のようなものですね

  • 第202号 見える 見えない 見ていない

    公開日
    2022/01/19
    更新日
    2022/01/19

    校長室より

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    今日は低温注意報が出ている朝で、路面凍結もあり、登校してきた生徒から「転びそうになりました」という話を聞かせてもらいました
    教職員からも、「あと少しで突っ込まれそうになりました」という、危機一髪エピソードを聞きました
    とにもかくにも無事で何よりです
    出勤途中、わたしも滑りそうになっていましたが、他の人のそんな様子は見ていませんでした

    グラウンドは積もった雪が低温で引き締まり、青空の下日光に照らされてきらきら輝いています
    「天資養活・自他共栄」の校訓が記された石碑が、いつも以上に浮かび上がっているようにわたしには見えました

    駐車場からは工事の音が聞こえます
    融雪装置が破損して水が噴き出していた箇所を、業者の方が修理してくださっている音です
    工事されている様子を少し見ながら、小さい頃は工事現場もあまり囲まれておらず、その様子を興味深く観ていることもあったことを思い出していました
    最近は、安全管理や景観保全のため、工事現場は高い壁などで囲まれていることが多い気がします
    子供たちの目に触れることもあまりないかもしれません

    目に触れないと言えば、私の実家の近所に魚屋さんが2軒ありました
    店頭で魚をさばいておられる様子を見ることができ、これも興味深く観ていたことがありました
    今はスーパーマーケットのバックヤードで調理された魚が、ラッピングされてきれいに棚に並べられています
    都会の小学生が魚の絵を描いたら切り身だったという笑い話もあります

    多くのものがブラックボックス化している世の中、子供たちに必要なことは何でしょう

    昨日登場のミッキーマウスプラティ
    わたしはその種類を知りませんでした
    今までは単に「水槽の中に魚がいるなぁ」という認識でした
    ミッキーマウスプラティという名前を○○さんから聞いてもピンときませんでした
    「尾にミッキーの模様があります」と聞いて初めて頭の中で全てがつながり、何か靄(もや)が晴れたような気がしました
    見えていながら、観ていなかったのです
    見えないものを観ることも大切ですが、周りを確実に観ることも大切です

    見えなくなっているものも多いですが、見たつもりのものが見えていないことは多いのです

  • 第201号 名前

    公開日
    2022/01/18
    更新日
    2022/01/18

    校長室より

    校内のあるところに5匹のファミリーが生活しています
    「ミッキーマウスプラティ」の一家です(※尾の付近にミッキーマウスのシルエットが・・・)

    母:デカ子
    父:ブカ
    長女:ピー助
    次女:パー助
    三女:ペー助

    5匹家族は最初名もなく、生活していましたが、生徒たちが名前を付けてくれました

    名前が付くと、一気に親近感がわくから不思議です
    デカ子、ブカ、ピー助、パー助、ペー助には、その命名に意味があります
    それも少し教えてもらいました

    人間の名前も同じです
    保護者や親族が、いろいろなことを考えて命名します
    どのような音の名前にするか
    どのような文字を当てるか
    誕生した子、誕生する子にとって一生背負っていくものですから、命名者は悩むのです(※改名する場合もありますが・・・)
    生きている中で、一番かけられる言葉は自分の名前かもしれません
    誕生する子にとって、名前は人生最初で最大のプレゼントです

    本校に生きるミッキーマウスプラティにとって、自分たちに付けられた名前のことは分からないかもしれませんが、名前を送ってくれる人がいること、それほど大切に想われていること、あるいは関心をもたれていることは、何かしらの形で伝播しているのではないかと勝手に妄想するのでした

    さて、本校のミッキーマウスプラティの一家の今後が急に気になり始めました
    これもわたしが今日彼らの名前を知ったからかもですね

    教えてくれた○○さんありがとう

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