中庭

学校日記 school diary

第147号 和鐘文化祭閉幕 出中生のみんなへ

公開日
2021/10/26
更新日
2021/10/26

校長室より

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本日、和らぎの鐘(和鐘)の優しい音が体育館、そして、配信を通して校舎内に響き渡り、令和3年度の和鐘文化祭が閉幕しました
新型コロナウイルス感染症感染予防のため、例年通りとはなりませんが、今できることは何かを本気で考え、準備を進め、この日を迎えられました
出中生、本校教職員、そして様々な場面で支援していただいたPTA役員様及び保護者の皆様、地域の皆様など、本校に関わってくださっているすべての方々のおかげです

出中生のみんなは、それぞれの場面でよくがんばりました
生徒会長をはじめとする生徒会役員のみんなは、選挙に当選し、任命された直後から、和鐘文化祭に向けて着々と準備を進めてきました
エンディングセレモニーでステージ上に並んだときに見られた表情は素敵でした

エンディングセレモニーと言えば、最後のクイズにも工夫が凝らされていました
最終日の生徒会ステージは、密を回避するために運動会の団毎に体育館への入場を制限した入れ替え制を採用していたため、そのクイズにはリモートで教室からも参加できるように企画してくれました
学習で使っているタブレットを用いて、離れて参加している学級の回答を体育館へ飛ばし、タブレット画面に4択回答の色を表示するアイデアです
物理的に離れていても、心はつなぐという素敵なアイデアでした

今、出中生のみんなに、下の写真を見ながら、本気で考えてほしいことがあります
2日間の合唱コンクールは砺波市文化会館での実施でした
そこには、せっせと座席をアルコール消毒してくれている仲間がいました
会場内のすべての座席には、ひとつ飛ばしで座席使用不可を案内する出中マスコットが貼られていました
3日目の生徒会ステージでは教室でも参加できるよう、ときには演者に近付いてよりよい画角を探し、撮影してくれている仲間がいました
2日目の合唱コンクールを家庭でも観られるように、ストリーミング配信用の撮影をされる業者の方がおられました
一声おかけすると、「任せてください」と力強く答えていただきました
2日目の合唱コンクールで、ステージ練習をじっと見守る担任の熱い視線がありました
1日目の授業参観では、出入口で保護者の方を整理・案内されているPTA役員の方々がおられました
そして何より、お忙しい中、みんなの躍動する姿を見るために、来校された多くの保護者の方がおられました
これらはほんの一部です
ここに書き切れないことや、わたしが気付いていないこともあるでしょう

さて、こられの光景は、いったい何でしょう?

合唱コンクールの最後にみんなの前で話をする機会がありました
そこでみんなに改めて感じさせてもらった「ハーモニー」「調和」の話をしました
実は、あのとき、みんなの歌い終わった表情を見て感動し過ぎてしまい、言い忘れたことがひとつあります
たとえ歌う人が一人であっても、何かする人が一人であっても、ハーモニーは大切だということです
言い換えれば、合唱ではなく、一人での歌唱(独唱)であっても、ハーモニーが大切だと言うことです
そのとき、ステージ上には一人かもしれませんが、ホールの中には多くの人がいます
ホール中のすべての人が、「ハーモニー」を大切にすることで、よりよい音楽が生まれます
合唱コンクールも同じなのです
一緒に歌っている学級の仲間の「ハーモニー」だけでなく、会場で聴いている人や裏方の人たちすべての「ハーモニー」がよりよい音楽をつくり、多くの人を感動させます
和鐘文化祭も同じです
いろいろな場所でそれぞれが本気で自分の為すべきことをする
それが「ハーモニー」となって大きなすばらしい響きとなると思うのです
合唱コンクールの学級紹介で3年生のある学級が、練習をしてきた中で大切なことに気付いたというものがありました
和鐘文化祭で見られた光景は、それなのです

それって何でしょう?

いつも以上に長文になったのでこの辺でやめます
このことを、ぜひ、本気で考えてみてください