先生たちから児童のみなさんへ その16 8月10日
- 公開日
- 2022/08/10
- 更新日
- 2022/08/10
学年の部屋
暑い日が続いていますが、みなさん元気に過ごしていますか?
今日は私がよく読み返す4冊の本を紹介します。
1冊目は「泣き虫しょったんの奇跡」です。将棋棋士の瀬川晶司さんが、奨励会での挫折を経て棋士になるお話です。将棋棋士になれるのは奨励会の中でも一握りの人たちで、多くの人が奨励会を去っていくそうです。奨励会を退会し、失意の中にいた瀬川さんがどのように希望を見出していくのか、いつ読み返しても勇気をもらえます。
2冊目は「喜嶋先生の静かな世界」です。大学教授の喜嶋先生の学問への取り組み方、研究への思いが興味深いお話です。学ぶ姿勢、追及する姿が印象的です。
3冊目は「書店ガール」シリーズです。ドラマになったことでも有名な小説ですが、私は5巻と6巻をよく読み返します。ライトノベルのコミック化やアニメ化などメディアミックスに関わる人たちの仕事が、面白く読めます。将来漫画家や小説家になりたいなという人はぜひ読んでみてほしい一冊です。
4冊目は「西の魔女が死んだ」です。中学生の女の子まいがを西の魔女だというおばあちゃんのもとで初夏の一か月を過ごすお話です。まいは、魔女の手ほどきをうけるのですが…。
長い休みにゆっくりと読書もいいですよ。1度読んだことのある本でも、久しぶりに読み返すと新たな発見や感想があるかもしれませんよ。(溝口)