中庭

学校日記 school diary

  • 第72号 決定!!!

    公開日
    2021/06/30
    更新日
    2021/06/30

    校長室より

    本日、生徒会活動の時間に「運動会団抽選会」が開催されました。

    新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策のため、リモートでの実施です。

    体育館で繰り広げられた学年毎の抽選の様子は、各教室の電子黒板に配信されました。

    抽選は3年生、2年生、1年生の順番で実施され、各学年毎に自分たちが何団になるか判明するたびに、各教室では拍手やガッツポーズする様子が見られました。

    今回のリモート団抽選会に向けて準備を進めた生徒会、生徒会委員会、そしてサポートした教師たちに感謝します。
    ありがとう。

    運動会へ向けて、いよいよ本格的に始動です。

    決定した団編成
     白団 3年1組、2年6組、1年5組
     紫団 3年2組、2年5組、1年2組
     黄団 3年3組、2年3組、1年3組
     緑団 3年4組、2年4組、1年4組
     赤団 3年5組、2年1組、1年1組
     青団 3年6組、2年2組、1年6組

  • 第71号 アジサイの花

    公開日
    2021/06/30
    更新日
    2021/06/30

    校長室より

    本校の玄関付近や校長室には職員の手によって、季節の花がいつも生けられています。
    見るたびに、「よいなぁ」と感じます。
    歳をとると、旬なものに俄然興味がわくようになりました。
    不思議なものです。
    今、わたしの周りは、アジサイの花でいっぱいです。

    正面玄関にも生けてあるので、何人かの生徒を呼び止め、無理矢理質問攻めを敢行しました。
    「この花は何でしょう?」
    「この花の、本当の花はどれでしょう?」
    と、いう流れを勝手にイメージしていたのですが、予想に反してこれをアジサイだと答えてくれる生徒が少なく、最初の質問で終わるパターンがほとんどでした。※質問攻めは20名ほどでやめました。
    自分が小中学生の頃も、蜜の吸えるサルビアとか種を食べられるヒマワリくらいにしか興味がなかったことを思い出しました。
    あとは、チューリップ、アサガオ、サクラくらいでしょうか。

    アジサイの花。
    花と書きましたが、そう見えるものはガクが変化した「装飾花」です。
    アジサイの本当の花「真花」は、装飾花をかき分けると見られます。
    上写真(2段目左)の赤丸で囲んだ部分です。
    上写真(2段目)赤丸の→の順で、左2枚目から「つぼみ」「開花はじめ」「開花」となります。
    上写真(3段目)の青丸で囲んだガクの中心のポチッとしたものも花(装飾花)ですが、これは咲いたり咲かなかったりのようです。
    真花はおしべとめしべがありますが、装飾花はおしべもめしべも退化している中性花です。

    知れば知るほど不思議な花です。
    世の中には知らないことがたくさん。
    だから、学習するのはおもしろい。

    ちなみに、富山県内では射水市がアジサイを市の花木としている(2008年10月1日制定)ことも知りました。
    だから、太閤山ランドでアジサイ祭りが開催されているのですね(※ちなみにわたしは射水市民ではありません)。
    世の中はいろいろとつながっていますね。

  • 第70号 チェック

    公開日
    2021/06/29
    更新日
    2021/06/29

    校長室より

    今日は朝から2、3年生が歯科検診を受けています。
    学校では、毎年4〜6月の時期に健康診断が行われます(学校保健安全法施行規則第5条)。
    その目的は、学校教育の円滑な実施とその成果の確保に資することと、子供の健康の保持増進を図ることです。
    また、学校生活を送るに当たり支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという役割と、学校における健康課題を明らかにして健康教育に役立てるという、二つの大きな役割があります。※第1回「データ時代における学校健康診断情報の利活用検討会 (R1.10.30)」(文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課)資料より

    健康診断における検査項目は次の11項目(学校保健安全法施行規則第6条)。
    1 身長及び体重
    2 栄養状態
    3 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無、並びに四肢の状態
    4 視力及び聴力
    5 眼の疾病及び異常の有無
    6 耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無
    7 歯及び口腔の疾病及び異常の有無
    8 結核の有無
    9 心臓の疾病及び異常の有無
    10 尿
    11 その他の疾病及び異常の有無

    健康診断は学校医、学校歯科医等が実施し(学校保健安全法施行規則第22条及び第23条)、健康診断の結果は本人や保護者に通知され、その際に疾病または異常の疑いが認められる場合は、医療機関への受診を勧めます(学校保健安全法第12条)。

    上の文章にちょこちょこ出てきたように、これらはすべて法律で決められています。
    法律で決められているからやらなければと考えるか、やらなければならないから法律で決められていると考えるか。
    考え方で意識は変わる気がします。
    まあ、どちらにしても、定期的にチェックして、未来の自分のために活かすことは重要でしょう。
    特に、子供たちの未来は、おとなが本気で守る必要があると思います。

    さて、出中生のみなさん。
    健康診断の結果、治療カード等をもらったら速やかに医療機関を受診してください。
    少なくとも初期段階を過ぎた虫歯は、自然治癒しません。
    歯科医で治療してもらわなければ現状維持か悪化しかないのです。

    早期発見、早期治療は、何も健康面だけではないですね・・・。

  • 第69号 負けに不思議な負けなし

    公開日
    2021/06/28
    更新日
    2021/06/28

    校長室より

    6月26日(土)に南砺市の城南スタジアムにおいて、雨天のため順延されていた軟式野球競技が開催されました。
    本校は準決勝戦で小矢部市立大谷中学校に大差で勝利しましたが、昼からの決勝戦の南砺市立福野中学校との対戦では惜敗し、結果は準優勝でした。
    これで、5月29日(土)から始まった砺波地区中学校総合選手権大会の全日程が終了しました。

    各部によって、その結果についての想いは様々でしょう。
    地区選手権大会の結果により、地区の代表として県選手権大会へ出場するものたちは、限られた時間を大切に使って、当日を迎えてほしいと願っています。

    きっと、同じ出中生の活躍は、運動部だけでなく、これからコンクールやコンテスト、作品展やそのほかの場面でがんばろうとしている文化部の生徒たちにも、大きな影響を与えるでしょう。
    スポーツに限らず、がんばる人を見ると、なぜこちらも元気になれるのでしょう?
    6/14の58号に書いたミラー神経細胞の影響でしょうか?


    初日の水泳競技から、最終日の軟式野球競技まで、すべてではないですが出中生の本気で根気よく元気に取り組む姿を直接観ることができました。
    とてもうれしかったです。
    その中で、ふと思い出した言葉がありました。

    「 勝ちに不思議な勝ちあり 負けに不思議な負けなし 」

    これは、剣術の達人で、江戸時代中・後期の肥前国平戸藩の藩主 松浦 静山 氏の言葉とされています。
    この言葉のある剣術書『剣談』では、「道にしたがい、道をまもれば、勇ましさがなくても必ず勝ち、道にそむけば必ず負ける」とも説いているようです。
    この「道」とは何でしょう?
    勝手に解釈すると次のようなことでしょうか。
    足りないことを反省し、勝ったとしてもおごることなく、感謝の気持ちを忘れない。
    また、どんなにつらくても人の道を外れるようなことは行わない。
    つまり、どんなときでもこのような生き方をすることが、「勝つ」あるいは「克つ」ということかなと考えます(※勝負の世界だけでなく・・・)。

    地区選手権大会前、校長室前にいくつかの言葉を掲示していました。
    「 俺の敵は だいたい俺です 」
    その言葉のひとつが「宇宙兄弟」の主人公、南波六太がつぶやく、この言葉でした。

    出中生のみなさん、地区選手権大会が終わり、1学期末考査が終わった今、己(おのれ)が為すべきことは何でしょう?
    未来の自分自身のために、少し本気で考えてみませんか。
    己に克つことを「克己」と言います。
    わたしを支えてくれる、好きな言葉のひとつです。

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 軟式野球競技 決勝進出

    公開日
    2021/06/26
    更新日
    2021/06/26

    校長室より

    6回表を終え、出町中学校が2点追加し、10ー3

    その裏の大谷中学校の攻撃を抑え、コールドゲームで勝利

    午後の決勝戦へ進出です

    おめでとう


  • 砺波地区中学校総合選手権大会 軟式野球競技

    公開日
    2021/06/26
    更新日
    2021/06/26

    校長室より

    画像はありません

    5回表 出町中学校の攻撃
    4番の三塁打、代打のヒットで3点追加

    5回裏
    大谷中学校 三者凡退で8ー3のまま
    出町中学校リード

    6回表へ

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 軟式野球競技

    公開日
    2021/06/26
    更新日
    2021/06/26

    校長室より

    画像はありません

    4回表
    1番の三塁打で1点追加

    4回裏、大谷中学校が攻撃を終えて、5ー3

    出町中学校リード

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 軟式野球競技

    公開日
    2021/06/26
    更新日
    2021/06/26

    校長室より

    画像はありません

    3回裏 大谷中学校が3点を取り、4ー3で4回表出町中の攻撃へ

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 軟式野球競技 6/26

    公開日
    2021/06/26
    更新日
    2021/06/26

    校長室より

    準決勝 大谷中学校との対戦
    南砺市城端にある城南スタジアムでの試合です

    ただ今、2回裏を終えて、4ー0でリードしています

    ゲームセットまで気を抜かず勝ち切って欲しいです

    がんばれ出中!

  • 第68号 ホンモノ

    公開日
    2021/06/25
    更新日
    2021/06/25

    校長室より

    本校には卒業記念品として贈っていただいた、多くの「本物」があります。
    上の写真はその一部です。
    林 清納 様や、尾山 章 様の作品が、学校を回っているときに自然に目に飛び込んできて、ググッと引き込まれます。
    出中生のみなさんなら、どこに設置されているか、イメージできますね。
    これらは「本物」の力を持っています。
    迫力といってもよいかもしれません。

    さて、「本物」と「偽物」との違いは何でしょう。
    二つはよく似ています。
    違っていたら「別物」ですし、「偽物」の存在意義はなくなります。
    美術の世界に「贋作」と呼ばれる「偽物」の作品があります。
    「レプリカ」と呼ぶと、何だか悪い印象が薄まります。
    「レプリカ」はそれがコピー作品だと知って、見ることが前提だからかもしれません。
    「贋作」というと、「本物」と思わせている、つまりだましている印象を受けるからでしょうか。
    「なんでも○○団」というテレビ番組が成立するのは、この世の中、「偽物」が多いからでしょうか。

    だまされないために、あるいは、間違えないために、「本物」と「偽物」を見分けるにはどうすればよいでしょう。
    シンプルに考えれば、「本物」を知らないと、「偽物」を見分けることはできません。
    だから、「本物」に触れる機会が多いということは、「偽物」にだまされないことになります。
    多くの「ホンモノ」に触れることは自分の人生にとってもよいことだと思います。

    「偽」とは、「イ(にんべん)に為なす」と書きます。
    「人間のすることは偽物だ」という意味があるそうですが、人間が作り出した美術作品が、「人間のすることだから偽物だ!」とは思いません。
    確かに、自然を描いた作品は自然そのものではないのである意味自然の偽物ですが、作者の心のフィルターを通して描かれた「本物」だと思います。
    その作品を、他の人がコピーすれば「偽物」です。
    本物には作者の魂がこもっており、偽物には別の思惑しかありません。
    本物には作者の表現したい理念があり、偽物にはただ本物に似せるという表面的なものしかありません。
    目指すところが違います。

    ふと、日々我々の取り組んでいる教育は「本物」になっているのかと考えます。
    ただ、体裁を気にするだけの「偽物」になってはいないだろうなと考えます。
    学校も、保護者のみなさんや地域のみなさんも、本気で子供たちの未来(将来)を展望し、その成長を支える本気の想いが「本物」の教育を生み出すでしょう。

    何だか、偉そうなことを書いていますが、たいそうなことではなく、日々目の前の生徒と向き合う際の心持ちは、そうありたいと思っているという話です。
    そして、出町中学校がそのような学校であるようにと、考える毎日です。

  • 第67号 定期テスト

    公開日
    2021/06/24
    更新日
    2021/06/24

    校長室より

    今日から1学期末考査が始まりました。
    6/28(月)までの3日間の日程です。
    朝から各教室では、本気で根気よく問題に取り組む生徒たちの姿が見られます。
    各学年でこのテストに臨む気持ちは違うかもしれません。
    3年生にとっては進路選択が強く意識されているでしょう。
    1、2年生はどうでしょう?

    何度受けてもテストというものは緊張するものです。
    学校の定期テスト、実力テスト、入学選抜検査、各種検定、学校以外でも採用試験、資格試験、職場内での登用試験など、人生において何度も経験します。
    健康診断もある意味テストですね。

    わたしは、テストは大きく分けて二つだと思っています。
    一つは自分の力をチェックするテストであり、もう一つはふるい落としのテストです。
    定期テストや資格試験は前者で、入学選抜検査や採用試験、登用試験は後者という考えです。
    定期テストで0点だったら、それは「今、あなたに身に付いた学力は0割です。」と、分かるものです。
    50点だったら、「今あなたに身に付いているのは5割です。」と分かるものです。
    あるいは、どこが理解できていてどこが理解できていないかが分かるものです。
    中学生活の中で身に付けておく力のうち、現在の力の定着具合が分かる一つの資料です。※これがすべてではありません。
    カンニングするなどの不正をして多くの点数をとっても、それは本来の自分の力を示していませんから、自分にとってはよくないことです。
    健康診断で、歯科検診がありますが、「あなたは虫歯が1本ありますよ」と診断されたら、その1本を治療します。
    インチキをして「虫歯0」と診察カードを書き換えても、虫歯になった歯は治りません。
    そのまま放っておくと、困るのは自分自身です。

    後者のふるい落としのテストは1点でも多く取りたいものです。
    例えば高校入試では定員がありますから、定員内の順位になるように1点でも多く取りたい気持ちはよく分かります。
    しかし、やっていることは前者のテストをうまく利用して自分の学力を判定し、課題を改善して身に付ける力を自分のものとして、確実に定着させることです。
    テストで学力が判定できるのかという疑問は理解できますが、現在の入試制度では現在のやり方で、身に付けた力を確認されます。

    定期テストで100点を取ったら、素晴らしい人間ですと言われているわけではありません。
    定期テストで0点だったら、あなたはだめな人間ですと言われているわけではありません。
    ただただ、その教科の学習の身に付き具合が、今はどうかを示すだけです。
    学習の取り組み方を変える必要があるかもしれません。
    必要な学力を身に付けるために、少し何かを我慢しなければならないかもしれません。
    点数が悪いからと、何もしないであきらめるのは違います。
    点数が悪いからといって、その教科が自分に合っていないと判断するのも間違いかもしれません。
    いままで、やり方を変えて、不得意だと思っていた教科を得意教科にした人を多く見ているのでそう思います。

    勉強・学習するのは、本来はテストでよい点数を取るためではありません。
    未来の自分のために様々な力を付けるために、勉強・学習に励みます。
    大人になっても、未来はありますから、勉強・学習は続きます。
    繰り返しになりますが、ふるい落としのテストのための勉強は、よい点数を取るためのように感じがちですが、中学校で身に付けておく力が確認されるわけですから、やはり「点数を取るため」とはちょっと違う気がします。


    1〜3限は、外国語のリスニングテストの音声以外は、静かな校舎内です。
    そのせいか、またまたスズメの鳴き声がよく聞こえます。
    巣立ったのではないのかと思い、ちょっと見るとまた巣に戻ってきているようです。
    どうも4羽ほどいます。
    1羽がまず偵察し、安全を確認してから2羽目が出てきました。
    自然って不思議です。
    誰から教えられたわけでもないでしょうに、親鳥は卵を温め雛をかえし、安全を確保しつつ、えさを与えたり飛ぶ練習をさせたりしています。
    スズメにも、テストがあるのでしょうか?
    まあ、当然文字によるテストはないですが・・・。
    ある意味彼らにとっては生死に直結していますね。

  • 第66号 巣立ち

    公開日
    2021/06/23
    更新日
    2021/06/23

    校長室より

    いつからだったでしょう。
    校長室の窓からチュンチュンとスズメの鳴く声がよく聞こえています。

    それが今日、ぱったりとしなくなりました。
    以前から鳴き声が聞こえる場所は特定していたのですが、今日改めてのぞいてみるとどうもお留守のようです。
    その様子を見ていた職員から、「午前中に、巣立ったようですよ」と声をかけられました。
    どうもわたしが本校であった午前中の会議に参加している間に、スズメの雛が巣立ったようなのです。
    「とっても小さくてかわいかったです」と聞けば聞くほど巣立ちの瞬間に立ち会えなかったことが残念でした。

    と、思っていたら、巣立ったばかりでまだ名残惜しいのか、周辺に残っていました。
    未練たらしくそのスズメを姿を追うわたしを見て、職員が「実家のツバメの雛です」とツバメ画像を送ってくれました。(写真下)

    スズメもツバメも、巣立ちの時期です。

    中学生の巣立ちは来年春。
    今週は砺波地区中学校総合選手権大会や写生会、部活動参観のあった週末を終え、期末考査の週です。
    生徒たちの巣立ちまでは、まだまだ学ぶことがいっぱいです。

    あのスズメは今からスズメの学校か?

  • 第65号 怒濤の週末

    公開日
    2021/06/22
    更新日
    2021/06/22

    校長室より

    6月19日(土)〜6月21日(月)は砺波地区中学校総合選手権大会の中心会期でした。
    6月19日(土)は部活動参観日を設定しており、多くの保護者のみなさんに、文化部の活動の様子を観ていただきました。
    運動部については、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策として、入場者の制限がかかる競技もあり、例年のように参観いただけなかったことが心苦しかったです。
    見ていただけた競技においても、感染症対策への協力や、もしもの為の観覧者一覧作成に協力いただくなど、お手数をおかけしました。
    誠にありがとうございました。

    わたしはサッカー競技の大会委員長を拝命し、砺波総合運動公園におりましたので、生徒が本気・根気・元気で取り組んでいる会場をすべて回ることができませんでした。
    会場を回った教頭や各部顧問から、生徒のみんなの様子について、どの部活動も本気で取り組んでいたと報告を受けています。
    うれしいことです。

    砺波地区中学校総合選手権大会に参加した生徒たちにとって、勝負事は勝ち・負けの結果がはっきりと出ますから、悲喜こもごもだったと思います。
    しかし、壮行会でも話したように、負けから学ぶことは多くあります。
    今は、敗戦の悔しさで、そのことに気付きにくい心持ちかもしれませんが、少し時間がたって落ち着いたらよく考えてみてほしいです。

    サッカー競技の表彰式で、ベスト4に残った4校の前でもそのことを話しました。
    負けたからサッカーができなくなるわけではない。サッカーを続けないにしても、サッカーを通して、そして今日の敗戦で学んだことを自分の未来に活かしてほしい。勝ったチームは地区の代表として、勝ちの中にも課題があるはずだから、県選手権大会に向けて、またリスタートしてほしい。

    運動部ばかりではありません。
    部活動参観に向けて、吹奏楽部、合唱部、情報科学部、生活クラフト部、ESS部がいろいろと準備していたことを知っています。
    地区の写生会で雨の中、スケッチし室内で現場を思い出しながら本気で根気よく着色していることを知っています。
    そうそう、陸上部も大会ではなく練習会でがんばっていたことを聞いています。

    この週末、いろいろな場所で出中生ががんばっている様子を感じられて、わたしにとって充実した3日間となりました。
    出中生のみなさん、ありがとう。
    保護者のみなさん、指導していただいている多くのみなさん、ありがとうございます。

    そして、指導を続けている教職員に感謝します。

    今朝から、生徒玄関前にある結果が書かれたホワイトボードを見る生徒がたくさんいます。
    生徒玄関前の扉にも、大会結果が印刷されて掲示されており、生徒たちが見ています。

    がんばろう!出町中学校!!

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 6/21 結果

    公開日
    2021/06/21
    更新日
    2021/06/22

    校長室より

    今日は雨で延期されていたソフトテニス 競技の2日目が実施されました
    既に県選手権大会出場を決めている男女16ペアが優勝目指して対戦しました

    ソフトテニス競技 女子個人 3位 1年1年 県選出場
    ソフトテニス競技 男子個人 ベスト8 3年2年 県選出場
    ソフトテニス競技 女子個人 ベスト8 3年3年 県選出場

    県選手権大会に向けてまた楽しみです

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 6/20 結果

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/23

    校長室より

    本日(6/20)の結果、県選手権大会出場権を得たものです。
    ※16:30現在

    ○バスケットボール競技 男子 優勝 県選出場
    ○バスケットボール競技 女子 優勝 県選出場
    ○サッカー競技 優勝 県選出場
    ○ソフトテニス競技 女子団体 3位 県選出場

    ○バドミントン競技 女子個人 1位 3年 県選出場
    ○バドミントン競技 女子個人 3位 1年 県選出場

    ☆野球部は本日の2回戦で4−3で庄西中学校を破り、県選出場を決めています。
    来週に、準決勝・決勝が予定されています。

    ※明日、雨天順延のソフトテニス競技個人戦が予定されています。

  • 6/20 サッカー競技 優勝

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/20

    校長室より

    後半2点を奪い、2−0で石動中学校を破り優勝です
    県選手権大会へ地区代表として出場します

    朝、キャプテンに会ったとき、「今日は昨日と違って、うちのパスサッカーができますね」と声をかけると、「はい、昨日は運を使い果たしたので、今日は実力で優勝します」と答えてくれていました
    有言実行!
    すばらしい!

    県選手権大会までに課題はあると思います
    ぜひ、本気・根気・元気で準備を進めてほしいです

    おめでとう

  • 6/20 サッカー競技 決勝

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/22

    校長室より

    決勝戦は石動中学校との対戦です
    前半が終わり0ー0です
    ブロックを固めてカウンターねらいの相手をまだ崩せていません
    後半勝負
    がんばれ出中!

  • 6/20 バスケットボール競技 女子決勝

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/22

    校長室より

    般若中学校との対戦に77ー43で勝利し優勝です
    スコアはさておき、県選手権大会に向けて、課題はあると思います
    今日は、より高い目標目指しての通過点です
    また、本気・根気・本気で目標目指して突き進んでほしいと思います
    おめでとう㊗️

  • 6/20 バスケットボール競技 女子

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/20

    校長室より

    般若中学校との決勝戦が12:00から始まります

    選手、ベンチ、応援が一体となって戦います

  • 6/20 サッカー競技 決勝進出

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/20

    校長室より

    後半10分過ぎの得点を守り決勝進出を決めました

    出町中学校 1ー0 井波中学校

    決勝戦のキックオフは14:00の予定です

  • 6/20 サッカー競技 ハーフタイム

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/20

    校長室より

    準決勝、井波中学校との対戦
    何度か好機を作り出すも無得点
    0ー0で、後半を迎えます

    ピッチ上は暑くなっています
    がんばれ、出中生!

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 6/20

    公開日
    2021/06/20
    更新日
    2021/06/22

    校長室より

    今朝は晴れ間の見られる曇り空
    今朝とは違い、ピッチ上ではムッとした暑さを感じる、こちら砺波総合運動公園です

    昨日延期となった軟式野球競技、ソフトテニス競技は今日が初日となります

    サッカー会場はまだピッチ内が昨日の雨で柔らかく、ところどころ沈む箇所があります
    ベストコンディションとは言えませんが、今日も出中生は本気・根気・元気でベストを尽くしてくれるでしょう
    他会場の出中生もです

    がんばれ、出中生!

    サッカー競技は9:30キックオフです

  • 砺波地区中学校総合選手権大会 6/19 結果

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/23

    校長室より

    本日(6/19)の結果、県選手権大会出場権を得たものです。
    ※18:00現在

    ○バドミントン 女子団体 2位 県選出場
    ○卓球 男子団体 2位 県選出場
    ○バレーボール 女子 2位 県選出場
    ○卓球 女子団体 3位 県選出場
    ○剣道 男子団体 3位 県選出場
    ○剣道 女子団体 3位 県選出場
    ○バドミントン 男子団体 3位 県選出場
    ○柔道 男子団体 3位 県選出場

    ○柔道 男子個人 1位 3年 県選出場
    ○柔道 男子個人 2位 3年、2年 県選出場
    ○卓球 男子個人 2位 2年 県選出場
    ○柔道 男子個人 3位 3年、2年 県選出場
    ○剣道 男子個人 3位 2年 県選出場
    ○剣道 女子個人 3位 3年 県選出場
    ○卓球 男子個人 5位 2年 県選出場
    ○卓球 男子個人 6位 3年 県選出場
    ○卓球 女子個人 6位 3年 県選出場
    ○卓球 男子個人 10位 3年 県選出場
    ○卓球 女子個人 10位 3年 県選出場

    ☆バスケットボール男子、バスケットボール女子、サッカーが県選出場権の獲得を目指し、明日へ勝ち進んでいます。
    ☆軟式野球、ソフトテニスの試合は明日へ雨天順延となっています。

  • 写生会 美術部

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    今日は運動部ばかりでなく文化部も活動に取り組んでいます。
    美術部は、庄川水記念公園周辺で写生会です。

    雨のため、着色は屋内で行っています。

    北日本新聞社が取材に来られていたので、明日の朝刊に掲載されますかな。

  • バスケットボール競技 男子 2回戦勝利

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    2回戦 石動中学校との対戦は、109-22で勝利しました

  • バスケットボール競技 男子

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    富山県西部体育センターです
    本校にとって最初の試合、2回戦 石動中学校戦です

    第2クォーターが終わって49-9でリードしています

  • サッカー競技 1回戦勝利

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    対 大谷中学校
    前半 0-1
    後半 1-0
    PK戦 8-7

    激戦を制しました
    雨によりボールが止まり、選手は滑り、厳しいコンディションの中、両校の選手は全力を尽くしました
    保護者の皆さんも、雨の中、応援ありがとうございました

  • サッカー競技 延長戦へ

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    画像はありません

    1-1で、延長へ突入

  • サッカー競技 前半終了

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    好機あるもワンチャンスを活かされ0-1で後半戦へ

  • 第64号 いよいよ

    公開日
    2021/06/19
    更新日
    2021/06/19

    校長室より

    砺波地区中学校総合選手権大会の中心会期がスタートです

    こちら、砺波総合運動公園のサッカー競技会場です

    雨の中、出中生が朝から準備の中心となり活動しています
    選手はアップを開始しています

    新型コロナウイルス対策については、より一層留意しての大会運営です

    他会場のみんなも、大会以外の活動に取り組んでいるみんなも、がんばれ!
    がんばれ出中!

  • 第63号 放課後

    公開日
    2021/06/18
    更新日
    2021/06/18

    校長室より

    帰りの会のあと、部活動が始まります。
    部活動の前に花に水をやる生徒の姿を見つけ、うれしくなります。
    この気持ちはどこから来るのでしょう?
    人に見られていないところでも活動できているから?
    水をあげるときの、その自然な様子から?
    なぜでしょう?

    グラウンドや体育館などでは明日の大会に向けて練習に励む生徒の姿。
    この姿も、見ていてうれしくなります。
    この気持ちどこから来るのでしょう?
    ひたむきにがんばる姿から?
    目指すものがある生徒たちのその姿勢から?
    なぜでしょう?

    校舎内ではそれぞれの目標達成や課題解決に向けて活動に励む生徒の姿。
    この姿も、見ていてうれしくなります。
    この気持ちはどこから来るのでしょう?
    打ち込むものがある生徒のその取り組み方から?
    他と協力しながら物事に取り組んでいる姿から?
    なぜでしょう?

    とにもかくにも、本気の出中生です。

  • 第62号 学而不思則罔 思而不学則殆

    公開日
    2021/06/17
    更新日
    2021/06/17

    校長室より

    北陸コカ・コーラボトリング株式会社代表取締役会長であり、GRN株式会社代表取締役社長の稲垣晴彦様をお招きした講演会を、第2学年を対象に本日実施しました。

    「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」が例年の形で実施できないため、今年度は生徒と共に考えた出中版「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」が計画されています。
    そのひとつが、今日の総合的な学習の時間です。
    演題は「仕事を通して学んだこと」でした。
    稲垣様のお話は、2年生の生徒にとって、今学ぶことの意味、将来はたらくことの意味について、深く考える機会となったと思います。 ✳︎学年の記事はこちら。

    個人的には後半にお話しされた「論語」と、「矛盾を大切にする」という言葉が特に印象に残りました。

    孔子の言葉を弟子たちがまとめた論語から紹介されたのが、「子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。」です。
    ※論語 第2章「為政第二」第15
    「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。」
    「孔子先生がおっしゃいました。『学んで、その学びを自分の考えとしなければ、身に付くことはない。また、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが凝り固まって危険である。』」

    「考えることの大切さ」のみならず、学ぶときの「謙虚な姿勢の大切さ」を伝えていると感じます。

    そして、もうひとつは、「矛盾を大切にする」。
    これは、稲垣様ご自身の言葉です。
    弁証法についても解説いただきました。

    この2つの言葉によって、わたしの中では、人生における多くの点が一本の線で「ピシッ!」っと、結ばれた瞬間が連想させられました。
    だからこそ、人生そのときそのときで、できる限り「本気・根気・元気」でやりきることが大切だと再認識したのでした。

    お忙しい中、稲垣様、誠にありがとうございました。

  • 第61号 想い

    公開日
    2021/06/17
    更新日
    2021/06/17

    校長室より

    「全」
    今まで練習してきたことのすべてを出し切って悔いの残らないようにしたいという思いを込めました。また自分の結果だけでなく、2年生や1年生に●●部のよい伝統をすべて託せるようにしたいです。これらのことができるように今まで以上に練習をがんばり先輩としての立派な態度を後輩に見せられるようにしたいです。 ※●●表記は校長による

    「楽」
    中学校生活最後の大会なので自分の力を精一杯出し切って勝っても負けても笑顔で楽しんで終わりたいから「楽」にしました。団体戦、個人戦両方とも笑顔で楽しんで終えられるようにあと少しの短い練習期間でも一生懸命部活や練習に取り組んでいきたいと思いました。そして最後の部活動、笑って楽しんでいきたいと思います。

    上の二つの文章は、3年生教室前の掲示物からの引用です。
    全学級の前に、1人1人の想いが表現されています。
    今はこの2人のものしか紹介しませんが、どの言葉にもそれぞれの想いがこもっています。
    その想いが学級というまとまりで教室前に掲示され、それぞれの一文字が学年というまとまりで正面階段に掲示してあります。 ※学年の様子6/15の記事
    6/9の記事は←こちらをクリック
    掲示物には生徒たちの想いが結集されているように感じられ、わたしはこの掲示の前で、身の引き締まる思いになります。
    これを書いた3年生も、その3年生に想いを伝えられている1、2年生も、それを支える教職員も、そして、家族や地域のみなさんも、全員の力が大きな力となるでしょう。
    がんばれ出中生!
    大会の出中生も、写生会の出中生も、練習やいつもと同じ活動の出中生も、みんなが応援しています。

    当日は、「全」員が、「全」力で「楽」しんでほしいです。
    しかし、生徒の文章の行間から読めるように、「楽しむ」ことは決して「楽(らく)」ではないことだとわたしは思っています。 

  • 第60号 何が起こるか分からない 続編

    公開日
    2021/06/16
    更新日
    2021/06/16

    校長室より

    前号(第59号)の終わりに、次のように書きました。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    まさしく「事実は小説より奇なり珍なり摩訶不思議なり」です。
    また、何事も最後まであきらめなければ、何が起こるか分からないとも言えますね。
    だから人生は興味深いのかもしれません。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    昨日、地区中学校総合選手権大会が迫った部活動の様子を観に、学校から少し離れた場所で活動するテニスコートと陸上競技場を訪ねました。
    ソフトテニス部員が楽しそうにボールを打つ様子から、当日もこの瞬間と同じように、自分の力を出し切れたらよいなと感じました。
    練習で意識していることが試合に出ますからね。
    試合を意識した練習が、試合で生きるとも言えますね。

    ボールを打つ彼らの姿を見ながら、昔のことを思い出しました。
    ある学校でソフトテニス部の顧問をしていたときの北信越大会での試合です。
    この対戦で勝利すれば全国大会出場が決まるという試合でした。
    ソフトテニスは7ゲームマッチで、最初に4ゲームを取れば勝利です。
    1ゲームは4ポイントを先に取れば、そのゲームを取ったこととなります。
    この試合、もつれてゲームカウント3対3となり、ファイナルゲームに突入します。
    ファイナルゲームは、他のゲームとは違い、7ポイント先取です。
    自分の学校の選手が6−0でリードします。
    あと1ポイントで全国大会出場決定です。
    しかし、このあと流れが変わってファイナルゲームを6−8で落とし、ゲームカウント3−4で、全国大会の出場を逃しました。
    選手に申し訳なかった・・・。
    今でもこのことを思うと、心の奥がズンとします。
    勝負の怖さを痛切に感じさせられた試合でした。
    翌年、雪辱を果たして全国大会へ出場できたのですが、今でもあの敗戦の感覚が何とも表現できない形で身体に残っています。
    監督として自分の力のなさを、はっきりと思い知らされた瞬間であり、「最後まで何が起こるか分からない」と強く刻み込まれた瞬間でした。

    翌年の全国大会出場へ続く戦いの途中、県選手権大会の決勝で、今まで何度対戦しても勝てなかった相手との対戦がありました。
    おそらく、多くの人が相手の優勝を疑わなかったでしょう。
    しかし、その予想を覆し、我が校が優勝します。
    1年前の敗戦が決して無駄ではなかったのだと思います。

    繰り返しになりますが、世の中何が起こるか分かりません。
    いいことも、悪いこともひっくるめて、「最後まであきらめない」とか、「最後まで気を抜かない」とか、本気・根気・元気で、出中生には今週末からの地区中学校総合選手権大会や写生会等の活動に取り組んでほしいと思います。
    がんばれ出中生。

    テニスコートの横で、次の大会に向けて練習に励む陸上部の姿も、観ていてうれしくなりました。
    あ、テニスコートの横ではなく、陸上競技場の横にテニスコートがあるのでした・・・。

  • 第59号 何が起こるか分からない

    公開日
    2021/06/15
    更新日
    2021/06/15

    校長室より

    今日は午前に1年生が心臓検診、午後に3年生が耳鼻科検診を実施しています。
    年度当初の一連の健康診断が終盤にさしかかっています。
    健康第一ですから、定期健康診断は、大切なチェックです。
    先日、わたしも人間ドック(脳ドック付)に行ってきました。
    今年は大丈夫そうです。
    昨年度は思いもよらぬことが発覚し、命拾いしたので、この世の中、何が起こるか分からないと痛感しました。

    何が起こるか分からないと言えば、先週金曜日、マイケル・パッカード氏のフェースブックの投稿記事がSNSをにぎわせました。
    彼は海に潜ってロブスターをとっていたのですが・・・。

    「みなさん、こんにちは。今日(※2021/6/11)、私に何が起こったのかを明らかにします。私がロブスター採りの潜水中、ザトウクジラが私を食べようとしました。クジラが水面に上がって吐き出すまでの約30〜40秒の間、私は彼の閉じた口の中にいました。私はひどい打撲傷を負っていますが、骨折はありません。救助し助けてくれたプロビンスタウンの救助隊に感謝したいと思います。」※意訳です
    ◇原文:"Hi everyone, I just want to clarify what happened to me today. I was lobster diving and A humpback whale tried to eat me. I was in his closed mouth for about 30 to 40 seconds before he rose to the surface and spit me out. I am very bruised up but have no broken bones. I want to thank the Provincetown rescue squad for there (sic) caring and help." ※原文のままです

    パッカード氏が地元紙ケープコッド・タイムズに語ったところによると、アメリカ、マサチューセッツ州の沿岸で海に潜ってロブスターを捕っていた時、大きな口のクジラに遭遇します。
    「突然、強く押された感じがした」「次の瞬間には真っ暗闇の中にいた」と、退院後に語っています。
    クジラは体長10メートルほどで、最初はサメに襲われたと思ったけれど、歯がなかったことや、自分の体に大きな傷を受けなかったことから、サメではないと思い直します。
    そして、もがき始めると、「光が見え、クジラが頭を左右に振りはじめ、次の瞬間、外に出ていた」とのこと。
    パッカード氏の妹は「ホオジロザメではなかったことを神に感謝します」とインタビューに答えています。
    フォックスニュースは、彼が潜水器具を着用していたので、クジラの口の中にいる間も呼吸できたとを伝えています。
    ラッキーでした。

    誰もがそうそう体験することではありません。
    この手の話は童話の世界だけかと思っていました。
    イタリアの作家、カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」で、巨大なサメに飲み込まれたピノッキオがおなかの中でジェッペットじいさんと再開する場面が、わたしには鮮烈な記憶として残っています。
    ※話によってはクジラに変わっているものもありますが、原作はサメのようです。

    ブラックジャックにも似たようなエピソードがあったような記憶があります。

    まさしく「事実は小説より奇なり珍なり摩訶不思議なり」です。

    また、何事も最後まであきらめなければ、何が起こるか分からないとも言えますね。
    だから人生は興味深いのかもしれません。

    とにもかくにも、マイケル・パッカード氏、無事で何よりでした。
    命拾いしましたね。

    そして、わたしは出中生の健康を願います。

  • 第58号 ミラー神経細胞

    公開日
    2021/06/14
    更新日
    2021/06/14

    校長室より

    登校時に雨が降っていると、いつも以上に生徒のことが心配です。
    特に今日は途中何度か強い雨が降っていましたのでなおさらです。

    そんな心配をよそに、今日も生徒はいつも通りに登校してきました。
    何もなくて、何よりです。
    当たり前ではなく、ありがたいことです。

    そして、どの学級の授業も、それぞれに取り組んでいます。

    黒板を使っての授業。
    実物モデルを提示しながらの授業。
    タブレットを使って自分たちで自分の動きを確認しながら進める授業。
    その他いろいろ・・・。

    若手もベテランも、それぞれの教師が本気で工夫を凝らして授業に取り組んでいます。
    本気で取り組む教師に応えるように、生徒も本気で取り組みます。

    これも、ミラー神経細胞の影響ですかねぇ。

    ミラー神経細胞(Mirror neuron)とは、霊長類などの脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている時の両方で、活発に活動する神経細胞です。
    他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように、「鏡(ミラー)」のような反応をすることから、このように名付けられたそうです。

    つまり、ミラー神経細胞は、人の脳内にある「鏡」です。
    我々が新しいことを身に付けるときのひとつのプロセスとして、次のようなステップがあります。
    1、別の人の動きを自分の「脳の鏡」に映し出す
    2、自分が実際にやっているかのように、脳中で体験する
    3、定着する(身に付く)

    「小さい頃から、本物を見せろ」と言われるのも、これに通じますね。

    昨日の合唱の祭典も小学生から一般まで、様々な団体が合唱を披露しました。
    小学生が中学生のみならず、高校生や一般の、自分たちよりレベルの高い合唱に触れることに、意味を感じます。
    子供に、世界トップクラスの選手の試合などを見せるのもそうですね。
    わたしも部活動の顧問をしている頃、全日本選手権・プロ(実業団)リーグの試合や、同じ年代の高レベルな試合が観られる全日本中学校選手権大会などを、部員に観せていましたな。

    いよいよ、今週末は砺波地区中学校総合選手権大会や写生会など、運動部や文化部の活動があります。
    他と試合をしたり、交流したりすることでも、ミラー細胞は活性化するでしょう。

    果たして、読書をしても、世界中の人の考えや生き方を知ることで、ミラー細胞は活性化するのでしょうか?
    脳内→脳内だから違うのでしょうか?
    また、調べてみます。

  • 第57号 合唱の祭典

    公開日
    2021/06/13
    更新日
    2021/06/14

    校長室より

    富山市婦中ふれあい館で富山県合唱の祭典が開催され、合唱部が出演しました。
    「花は咲く」「いのちの歌」の2曲を披露し、その歌声で会場の観客を魅了しました。

    今回は発表団体ごとに講評がありましたが、完成形に近いとのお褒めのお言葉をいただきました。
    課題も指摘いただいたので、次に向けてより一層向上してくれるでしょう。

    素敵な歌声を聴くことができて、私もうれしかったです。
    ありがとう。

  • 第56号 本気でものを見る

    公開日
    2021/06/11
    更新日
    2021/06/11

    校長室より

    校長室の机の上にガーベラの花が生けられています。
    ふと、裏から見ます。
    ガクが結構大きく、細かい毛がたくさん生えています。
    なぜ?と、疑問がわきます。
    花に近付いて見ます。
    花粉が花弁に落ちています。
    めしべの周りにおしべ、多くの花が集まっています。
    同じ花なのに、印象が違い、今まで見えなかったことが見えます。

    校長室に日本地図を置いています(※なぜか地図を見ると心が落ち着くのです)。
    一般的な地図と東西南北が反対の「逆さ地図」です。
    北方領土、北海道から九州、琉球諸島へと続く領土の中で、富山県がちょうど真ん中あたりに位置し、日本の中心に見えます。
    長い領土が中国、韓国、北朝鮮などの上を覆っているように見えます。
    見慣れた日本の地図なのに、印象が違い、今まで見えなかったことが見えます。


    アメリカ合衆国第16代大統領 エイブラハム・リンカーンが言いました。
    I don't like that man.(わたしはその人が嫌いだ)
    I must get to know him better.((だから)わたしは彼をもっとよく知らねばならない)

    見ようとすれば見えてくるものがあります。
    身の回りには見ているようで見ていないものが、結構多いです。
    思い込みや決めつけではなく本気で根気よく物事や人を見ることは、子供以上におとなに求められていることのように感じます。

  • 第55号 恥ずかしい

    公開日
    2021/06/10
    更新日
    2021/06/11

    校長室より

    朝からこの時期にしては高めの気温です。
    まだ暑さに身体が慣れていないので、熱中症に注意です。
    こんな中でも、出中生は本気で学習に取り組もうとしています。

    3年生の数学科では、√(根号)を含む計算を学習しています。
    教師からの説明の後、生徒が一斉に問題に取り組み始めました。
    性格の屈折しているわたしは、挙手をして担当教師にこっそり質問します。
    「なぜ、√の中の数字が違うもの同士は計算しないのですか?a、bのような文字式ではなく、数字じゃないですか」
    担当教師は丁寧に説明してくれました。
    生徒たちはわたしが来室する前にこの説明を受けていたそうです。
    恥ずかしい・・・。

    3年生の英語科の学習では、デジタル教科書を使って本文に出てきた英単語の確認をしていました。
    仕上げとして、一人ずつ電子黒板に映し出された単語を声を出して読み上げます。
    わたしも空いていた生徒の席に座ったので、どきどきです。
    ○十年ぶりの緊張感!!
    次第にわたしの席に順番が迫ってきます。
    いよいよ次は自分!!というときに、流れではわたしの次となるであろう、前に座っていた○○さんが、先に読み上げました。
    ○○さんは校長は答えないと配慮してくれたのでしょう。
    思わず「あ!飛ばされた!!」と口走ってしまいましたがすぐに反省し、○○さんに「気を遣ってくれてありがとう」と声をかけて、教室を出ました。
    ○○さん本当に軽率な発言でごめんなさい。
    お礼を言ったとき笑顔を返してくれてほっとしました。
    ああ、恥ずかしい・・・。

    校長室へ戻る途中、正面玄関を通ると百合の花が生けてあります。
    昨日、わたしは不在にしており、その間に地域の○○様が届けてくださったものです。
    今朝、お礼のお電話をさせていただくことができました。
    3年ほど前から作り始められたとのこと。
    植物を育てることと、教育とは似ているところが多くあると感じます。
    ○○様、ありがとうございました。
    地域のみなさんにも応援していただいていることを痛感します。
    地域のみなさんにも恥ずかしくない学校運営をしていきます。

  • 第54号 ロック!!

    公開日
    2021/06/09
    更新日
    2021/06/09

    校長室より

    校長室前を行く数人を呼び止め、ちょっと調査しました。
    「自転車通学ですか?徒歩通学ですか?」

    そして、自転車通学の場合は次の質問です。
    「自転車の鍵はどこにありますか?」

    自転車通学のほとんどの生徒が、「カバンの中です」と答えてくれました。
    「今持っています」と見せてくれたのが写真の○○さん。
    ※ごめんなさい、教室のカバンにあると答えてくれた◇◇さんの顔が見切れていました・・・。

    今日わたしが聴いた自転車通学生の鍵かけ率は100%でした。
    数年前に教頭として赴任していた頃、自転車の鍵かけが100%になるようにと、砺波警察署の方から指導を受けていた過去のある身としては、うれしい限りです。

    今日は、ロック(鍵)の日です。

    富山県警察本部生活安全企画課 犯罪抑止対策室が情報発信する、富山県警安全情報ネットの防犯メールもこの話題でした。

    以下、引用です。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    6月9日は「ロックの日」! 2020.06.09 09:15

    本日6月9日は「我が家のカギかけの徹底を図るロックの日」です。
    県内では、5月末までに発生した盗難被害のうち

    ・住宅への侵入窃盗の約57%
    ・自転車盗の約75%
    ・車上ねらいの約84%

    が、「カギのかかっていないところから侵入された」「カギをかけずに盗まれた」という無施錠被害で高い水準を示しており、全国平均を上回っています。

    普段から、家を出るとき、自転車を駐輪したとき、車から離れるときには、カギをしっかりとかけ、確認する習慣を身につけて、盗難被害を防止しましょう。

    ◎合言葉は「カギかけんまいけ!」
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    出中生のみなさん。
    カギかけんまいけ!
    この記事を読まれているみなさんも。


    今日は、この他に、
    同じロックでも、ロックンロールのロックの日、ロックウールの日でもあります。
    日本人は語呂合わせが好きですね。

  • 第53号 「今日から・・・」

    公開日
    2021/06/08
    更新日
    2021/06/08

    校長室より

    本日、砺波地区の教員の研修会が本校でありました。
    3年4組の授業を砺波地区内の中学校の先生が参観されました。

    今回は担任教諭が授業する、学級活動(特別活動)の時間で、「自分の『未来』をつくるための具体的な一歩は何か」が、今日のテーマでした。
    新型コロナウイルス感染症感染防止対策のため、教室ではなく、第3多目的室での授業です。
    いつもとは相当違う環境でしたが、生徒たちは、本気で元気よく学習を進めました。
    さすが出中生であり、さすが3年生だと感じました。

    今日の時間に登場したマンダラート。
    マンダラチャートと呼ぶときもあります。
    アメリカ大リーグで大活躍している大谷翔平選手が高校時代に使っていた手法です。
    高校1年生のときに彼が立てた目標は、「8球団からドラフト1位で指名される」です。
    それを実現するための行動目標として、「メンタル」や「スピード」「キレ」「体づくり」など、8つのテーマを設けていますが、そのうちの一つに、彼は「運」と書いています。
    そして、その運を引き寄せる具体策として、「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「あいさつ」「審判さんへの態度」「道具を大切に扱う」「プラス思考」「応援される人間になる」「本を読む」と書いています。
    マンダラート作成後、本気で根気よく書いた内容を実行にうつした彼は、落ちているゴミを拾わずに通り過ぎようとすると、ゴミから「お前、それでいいのか?」と呼ばれているように感じるまでになります。
    「一つゴミを拾うたびに、運がたまる。ゴミを見つけることが楽しみに変わっていく。」
    このような、自分自身に恥じない行動の積み重ねが、運を引き寄せるのですな。
    そう言えば、彼は「『運』をつけるためにしていることとは?」と質問された際、「ゴミを拾っています。他人が捨てた運を拾っているんです」と、答えたのをテレビで観た記憶があります。
    「ゴミを拾う」という小さな行為の積み重ねが、平常心を保ち、冷静にプレーするためのルーティーンになっています。

    今日の授業で3年4組のみんなは、『未来』のためにこれからやるべきことを具体的に考えていました。
    特別活動の時間で大切なことは、自分で決めることです。
    自分の生き方も、最後は自分で決めることが大切だと思います。
    今日の授業の中で、ペアで将来のことを語り合ったり、全体でアドバイスを出し合ったりする活動があり、それらの意見を参考に自分で「今日からできる具体的な一歩」を決めていました。
    アドバイスをもらった○○さんの「今日からチャレンジしていきたいと思います。」という言葉が、今日の学習をまとめていると感じました。
    明日からではなく、今日からという発言が素敵です。

    やってみないことには始まりません。
    まずは、今から実行ですな。
    わたしも勉強になりました。

  • 第52号 それぞれの姿

    公開日
    2021/06/07
    更新日
    2021/06/07

    校長室より

    朝、吹奏楽部の○○さんとたまたま校長室前で会ったとき、「おはようございます」のあいさつの後にさりげなく、「昨日は観に来てくださって、ありがとうございます」と、お礼の言葉をもらいました。
    「いやいや、こちらこそ楽しかったです。」と、返事しました。
    何とも、さわやかな朝。

    今日のある新聞の運勢は、「喜怒哀楽、いろいろある日。これが人生と。」でした。
    さて、何が起こるのやらとわくわく、どきどきの月曜朝です。

    すると朝の会の前に、陸上競技部とバドミントン部が受賞報告に来てくれました。
    みんなよくがんばりました。
    やや疲れた表情の中にも、充実感というか、達成感というか、満足感というか、よい表情をしています。
    満足いかない内容だった選手もいるようですがすべては未来に活かせます。
    また補助員として大会運営を支えた部員たちも立派でした。

    外に目を向けると、正面玄関前ではいつもより早く登校して、花苗を植えてくれている環境委員会の生徒たち。
    環境美化のためにがんばってくれています。
    ありがとう。

    大会で好成績を収めて、賞状をいただいたり、賞賛を受けたりするときもありますし、特に何かがいただけるわけではないけれど、何だか充実感や、達成感や、満足感を得られることも日常にはたくさんあります。

    さて、それはどういうことなのでしょう。
    何か、共通することがあるのではないでしょうか。


    お昼休みの時間には、吹奏楽部の部長○○さんと、副部長○○さんが校長室にやってきました。
    なんと、昨日の地区吹奏楽祭へわたしがお邪魔したことへのお礼でした。
    「わざわざきていただきありがとうございました」
    わたしこそ楽しませてもらったので、「ありがとうございます」なのでした。
    「わざわざ、お礼を言いに来てもらうなんて」と、うれしいびっくりでした。
    何だか、背中がくすぐったくなりました。


    放課後、生徒たちが帰った後の学校内では、教師が研修に励んでいます。
    全体での研修の後、各教科毎に分かれての研修です。
    内容はあえてお伝えしませんが、本気の生徒と共によりよい学校教育を進めるためには、教職員も本気でなければなりません。

    今日は何だか慌ただしく、あっという間の1日です。
    まだ、やり残したことが山のように・・・。
    さて、わたしも生徒や本校の教職員に負けないように、本気で根気よく元気に励みます。

    まだ今日は終わっていませんが、今のところ「喜怒哀楽」のうち、喜・哀・楽はありましたな。
    この後、怒があるのでしょうか。
    あまり朝のようにわくわくしません。
    気をつけます。

  • 第51号 それぞれ本気の出中生

    公開日
    2021/06/06
    更新日
    2021/06/07

    校長室より

    今日、砺波市文化会館で第40回砺波地区吹奏楽祭が開催されました。
    本校の吹奏楽部も出演し、出演27団体中最後の登場でした。
    大トリです。
    「森の贈り物」「ディープパープル・メドレー」の演奏でした。
    本気の演奏で、私もとても楽しい気持ちになりました。
    たまたま近くで聴いておられた、音楽が専門の元校長先生から「元気な演奏でしたね」と言っていただき、嬉しくなりました。
    今日は、音楽をライブで聴くことのありがたさをしみじみと感じました。
    開催に向けて、新型コロナウイルス感染症の感染対策についてご苦労された関係者の皆さんに感謝します。

    昨日・一昨日の陸上部や、今日の吹奏楽部。
    観戦不可で行けませんでしたが、土曜日に市民体育大会のあったバドミントン部。
    この土日も出中生は運動部も文化部も、それぞれに頑張って活動しています。
    この他にも、大会や発表会ばかりでなく、目標の達成を目指して日々の活動にがんばって取り組んでいる出中生もいます。
    本気で物事に取り組む人の姿を見せてもらうと、こちらもエネルギーが湧いてきます。

  • 第50号 未来を生きる

    公開日
    2021/06/04
    更新日
    2021/06/04

    校長室より

    トップページにも記事を掲載しましたが、昨日、株式会社チューリップテレビ代表取締役社長の山野正道様をお招きし、3年生向けの講演会を開催しました。
    大変僭越ですが、来校されて少しお話しさせていただいた瞬間から、そのお人柄に魅了されてしまいました。
    もっとお話をお伺いしたかったのですが、ちょっとわたしの方がしゃべりすぎました。

    3年生へのお話は大変分かりやすく、生徒たちにとって多くのことを学んだ時間でした。
    山野様、誠にありがとうございました。
    また、この企画を整えていただいた富山経済同友会の吉川賢一様に感謝申し上げます。
    ありがとうございました。

    今回の講演のテーマは「未来を生きる」でした。
    山野様にはこちらからのリクエストに丁寧に応えていただきました。
    日頃からわたしが感じていることを具体的に表現していただき、わたしにとっても大変勉強になりました。

    今は、未来のためにあり、今の自分の言動を未来の自分はどう思うのかを、わたしは意識します。
    生徒への想いも同じで、「未来の自分はどう思うだろうね?」と、問い続けたいのです。
    これは決して脅しのつもりではないので、もしそう受け取られるのであれば、それは本意ではありません。


    野村総合研究所グループが「NRI未来年表 2021〜2100」という刊行物を公開しています。※2020年11月
    これは、今後予定されている出来事を、「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し、さらに、NRIが書籍やセミナーなどで発表している様々な予測を「NRI予測」として掲載している年表です。
    リンクはこちら

    例えば、次のようなことが書かれています。

    2025年
    ・日本の総人口が1億2,254万人に減少
    ・無人自動走行バス・タクシー等を活用した新たな移動サービスが事業化
    ・高速道路での自家用車の完全自動運転実現
    ・世界人口の半分が水資源が逼迫する地域に住むことに
    2030年まで
    ・人工知能(AI)等による職業の代替が進む等により、従業者が735万人減少
    ・世界の食用魚の53%が養殖に
    2040年まで
    ・世界の人口が90億人に到達
    ・有人の火星探査機が実現(アメリカNASA)
    2050年まで
    ・人工知能(AI)が人間の能力を追い抜く
    ・自ら学習・行動し人と共生するロボットが実現
    ・世界の子供人口(4歳以下)の約40%をアフリカ大陸が占める
    2100年まで
    ・2053年に日本の人口が1億人を割り、2100年までに5,972万人になる
    ・世界の平均気温が産業革命前に比べ、摂氏約3度上昇する

    さて、未来はどうなるでしょう?
    NRI未来年表のようになるでしょうか?
    なんとなく暗い未来をイメージしてしまいがちな昨今の情勢ですが、山野様も引用されていた、「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 」(著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド、翻訳:上杉周作、 関 美和、出版社 : 日経BP、初版:2019/1/11) には、データでみるとよくなってきている事実がたくさん示されています。

    未来をつくる出中生がなんとなくのムードで流されることなく、本校で多くのことを学びながら未来のための力を付けられるよう、本気・根気・元気で支援します。

  • 第49号 地図

    公開日
    2021/06/03
    更新日
    2021/06/03

    校長室より

    2年生社会科の学習で、日本の工業地帯の位置について考える学習が展開されていました。
    意見交流の場面で思わず○○さんに話しかけてしまいました。
    ○○さん「海の近くが多いですね」
    わたし「それは何ででしょう?」
    ○○さん「資源があるから・・・?」
    わたし「どこに?」
    ○○さん「海底にです」
    わたし「なるほど。ところで日本の工業地帯では何をつくっているの?」
    ○○さん「石油製品。ん?石油? あ!船で運ばれてくる!!」
    この瞬間が、たまりません。○○さんの脳内にパパパッと電流が走った瞬間ですね。
    「製品を輸出するときも・・・」とまでは、伝えませんでした。
    学習を進める中で、自分で気付くことができるでしょう。
    この学習で参考となるのは地図です。
    工業地帯の位置が一目で分かります。

    今日は6月3日、測量の日です。
    測量は国民生活の安全性・快適性の向上に、重要な役割を果たしてきました。
    しかし、測量についての国民の評価は必ずしも高くなく、測量の成果が不適切に扱われる問題も発生したようです。
    そこで、建設省(現:国土交通省)が「日本で測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を高めること」を目的として、1989年(平成元年)に6月3日を測量の日と制定しました。
    なぜ、6月3日かというと、1949年(昭和24年)6月3日に「測量法」(法律第188号)が公布されたからだそうです。

    日本の地図といえば、伊能忠敬氏が有名ですが、富山県人としては、石黒信由氏を知っておいてほしいと思います。
    石黒氏は、江戸時代後期に射水郡高木村(現:射水市)に生まれます。
    和算、西洋数学や天文暦学などの学問を極め、100年以上誰も解けなかった和算の難問の全解答を著書で紹介するなど、とてつもない才能の持ち主でした。
    その探究心に限りはなく、和算を実学へと応用し、検地や新田開発、用水や河川の改修、正確な測量術の確立、精緻な地図作製方法、測量器具の開発改良、航海術など、実に多くの分野に偉業を残します。

    石黒氏の作製した「加越能三州郡分略絵図(国指定重要文化財)」は、現代の地図と比較してもほとんど差がないほどきわめて高い精度です。
    和算の素養を基礎としてヨーロッパの新しい科学を取り込んで作製されるなど、明治以降に発達した近代地図のさきがけとなりました。
    伊能忠敬氏の業績と並び称されますが、石黒氏の地図は内陸部も細かく測量した地図となっており、伊能氏の日本全図に負けない精密なものです。
    たまたま数日前に射水の方と話す機会があり、石黒氏が話題に出て、「伊能氏の地図は海岸線中心だが、石黒氏は内陸もちゃんと示しているから、石黒氏の方がすごいと思いますよ」と言われました。
    その言葉に誇りを感じました。
    二つの地図を並べると、射水の方の言われることが分かります。
    石黒氏の地図は内陸まで正確に描かれており、伊能氏のものは、海岸線が中心です。
    まあ、比較するものではない、どちらも偉業なのですがね。

    さて、砺波の偉人、砺波で誇れる人物はどなたでしょう?
    出中生のみなさん、あなたの考える偉人をわたしに教えてもらえないかな。
    いつでも校長室の扉は開いていますよ。

  • 第48号 情報

    公開日
    2021/06/02
    更新日
    2021/06/02

    校長室より

    今朝、地域の方から電話をいただきました。
    校区の小学生が登校途中で転んでしまい、その痛さからか、悲しみからか、その場から動けなかったそうです。
    それを見た本校1年生の、○○さんと、○○さんが安全な場所まで誘導するなど、声をかけて助けてくれたとのこと。
    助けられた小学生は、大変うれしかったと家の人に伝えたそうで、電話してくださった方も、本校1年生の行動がとてもうれしく感じられたようです。
    それで、わざわざ本校へ電話をいただいたという次第です。
    朝からとてもうれしいニュースでした。
    知らせてくれた○○教頭も「よいニュースです!」と、最初に教えてくれたほどです。

    ニュースというのはとかく、気分が下がる話題が多いと感じませんか?
    これは、人類が地球上に誕生してから今まで生き延びるために必要なことだったのかもしれません。
    なぜなら、いち早く危険を察知し、回避しなければ命を守ることができないからです。
    だから、今でも私たちはどちらかというと「気になる」話題に食いつきます。
    そのことをマスコミは知っていますから、そのような話題を報道する機会が増えます。
    これは決して「読者・視聴者獲得のため」「広告収入のため」という意味ではありません。
    危険を周知し、国民を守るという側面があるのでしょう。

    ただ、ネットの世界はそうとばかりは言えないように感じます。
    SNSで「いいね」をたくさんもらうためや閲覧数を増やすために、人々の不安をあおる情報を流すとか、そのためには真実かどうかの検証は不十分でもかまわないとか、そもそもフェイクであってもよいとか・・・・。
    そのことを分かってネットを利用しないと、余計な不安やストレスを感じることになります。
    身を守るために情報を欲する人間が、悪意のある情報によって危険にさらされるという状況は悲しい限りです。

    「インスタグラム」の責任者、アダム・モッセーリ氏が、いわゆる「いいね」疲れを解消するために、「いいね」の非表示機能を追加する、とNHKのインタビューで語っていました。
    そもそもSNSの危険性を理解し、ある意味うまく利用してきたように感じるので、半分疑いながらこの発言を聴いてしまう自分がいます。
    「今後数年でさらに機能を追加し、最も安全で心地よいプラットフォームになることを目指す」と彼は述べ、安全で快適なSNSを目指す考えを示したのですが、この後の動きを注視したいと思います。

    このような状況ですから、中学生のSNSの利用について、多くの課題が指摘されています。
    Twitterの利用に、年齢制限がかけられていることをどれくらいの大人が知っているでしょうか?
    投稿の際のNGワードが設定されているようですが、そのワードに似たことばを使って代用していることを、どのようにすればよいでしょうか?(※例えば、「死」を「タヒ」とカタカナで表現し、アカウント凍結を回避する)

    はたして我々大人は、本気で子供たちを危険から守れているのでしょうか?
    守るために教育ができることは、子供自身に想像する力、考える力、そして自分で判断する力などを付けてやることだと考えます。
    今日も、学校では生徒たちが全身を使って学習に励んでいます。

    校長室前に掲示してある「本気で考える」シリーズの前で考えてくれている出中生を見ると、うれしくなります。
    少しでも、想像する力、考える力を刺激できていたらと願っています。

  • 第47号 愛のかたち

    公開日
    2021/06/01
    更新日
    2021/06/01

    校長室より

    昨日の壮行会。
    応援団が各部の代表を前に、本気でエールを送りました。
    全校生徒を背負っての応援ではありませんが、それぞれの教室から出中全生徒がエールを送りました。
    体育館からは、遠くで手拍子をする音が聞こえました。
    それがまた、何とも言えずうれしくなります。

    愛を目では見ることができませんが、愛のかたちは見えたり、聞こえたリするようです。

    応援団が仲間を激励する姿、全校生徒が仲間を激励する手拍子、体育館での様子を教室で視聴する全校生徒へ中継する姿など、すべては愛のかたちです。

    朝、生徒が登校する前の教室を回ります。
    朝の教室は、この年になっても緊張感を覚えます。
    今はもう担任ではないにもかかわらず、緊張するのが不思議です。
    教室の黒板には、担任の愛のかたちが見られます(写真2段以下)。

    担任のメッセージは、ひとつの愛のかたちです。
    それが手書きであろうが、印刷物であろうが関係ないとわたしは思っています(※若かりし頃、デジタルで通知表を書くのは愛がないと言われたことがありますが、わたしは疑問に感じていました。)。
    また、学級によっては、総務が書いているところもあります。
    担任の指導があってのことですから、これも愛のかたちでしょう。


    かつて、尊敬する大先生から教えていただいた話が、頭から離れません。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・
    ヒロセよ、教育とは何か分かるか。
    欧米で言う、「education」は「引き出す」という意味からきている。
    日本で言う、「教える」は愛惜しむの「ヲシ(愛惜)」に接尾辞の「へ」がついたもので、愛おしい心で相手を見て導くことだ。
    つまり、日本で「教える(教育)」は、教える側の心の持ちようだ。
    だから、欧米での指導力不足とは、子供の力を引き出せないことであり、日本での指導力不足とは、愛がないということだぞ。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    教室の黒板の写真を掲載しましたが、これはあくまで今朝のものであることと、毎朝黒板でメッセージを発信するのは愛のひとつのかたちであり、本校の教師は様々な形で生徒に愛を送り続けていることを補足しておきます。

    愛おしい心で生徒を導けているのか。

    時折、自分自身が確認することばでもあります。