-
第250号 既に始まっている・・・
- 公開日
- 2022/03/31
- 更新日
- 2022/03/31
校長室より
マスコミでも既に速報が流れていましたが、令和4年度の新規採用教職員辞令交付式が県教育文化会館でありました
本校へ着任する新採者が、県内小中学校へ着任する265名を代表して登壇し、荻布佳子教育長から辞令を受け取りました(✳︎高校、特別支援学校の新規採用教職員などを合わせると364人)
今回本校で教員生活をスタートさせるのは4名
辞令交付式の後、来校していただいた辞令をわたしに見せ、その後、教育公務員として職務をまっとうする旨の宣誓書を読み上げてくれました
加えて、今回の異動で本校へ赴任する教師は3名
(※この他にも、教師以外で本校を支えていただく役割で着任される方が、新年度も10名以上います)
正面玄関では、そんな新しく着任される方々を温かく迎えるためのウエルカム・ボードが並んでいます
手前味噌ですが、このような粋な振る舞いのできる本校教職員を誇りに思います
そして、ある教室では、新年度から使用する新しい教科書が、出中生の手に渡ることを今はじっと待っています
既に新年度はスタートしています -
第249号 広がる青空 春の空
- 公開日
- 2022/03/30
- 更新日
- 2022/03/31
校長室より
朝から青空が広がり、スタート気分を一層強くするお天気です
スタートで新しい用語が登場すると、何か今までやっていない新しいことをしなくてはならないように感じ、プレッシャーを感じたり躊躇したりしてしまうことがあります
こんなときは、本質が何かを見極めることが肝要だと思っています
「主体的・対話的で深い学び」
学習指導要領が改訂されてからよく使われるフレーズです
これは、新しいことなのでしょうか?
・生徒が自ら課題に取り組みたくなる指導計画の作成
・育成したい資質・能力をふまえた教材研究
・教師の指導力(※学習環境の整備なども含む)の向上
などなど・・・
これまで、日常的に教師が実践してきた授業づくりは、「主体的・対話的で深い学び」を追い求めていたと思います
確かに知識の詰め込みをする場合もあったでしょう
しかし、多くの教師が目指しているのは、生徒が学びの楽しさを感じ、自ら学びを深めていく姿だったと思うのです
今朝も校内では生徒同士が対話する姿、教え合う姿が見られます
これは本日の部活動での1シーンですが、4月からの教育活動でも出中生のこのような姿がたくさん見られることでしょう
このような姿は、おとながたくさんの仕掛けをするからです
たくさんの仕掛けの中の、何がヒットするかは生徒によっても違います
だからこそ、仕掛けには周到な準備が必要です
教職員の経験だけに頼るのではなく、生徒の実態をふまえ、時代の変化をふまえ、準備する必要があります
年度末、いや、新年度直前
学校内外で、新年度の準備が進んでいます
本校中庭の植物も、青空の下、春の姿を見せてくれています -
第248号 ばたばた
- 公開日
- 2022/03/29
- 更新日
- 2022/03/29
校長室より
朝から夕方まで、ばたばたした1日でした
出中生にとっては、どんな1日だったでしょうか?
朝、学校へ向かう時、自転車で学校へ向かうサッカー部員を追い越しました
出張へ向かうために玄関を出ると、グラウンドでは野球部、サッカー部が活動していました
昼頃に学校へ戻った時は、ちょうど野球部がグラウンド整備をしているところでした
ばたばたして、少し心に余裕がない時に出中生のがんばっている姿を見ると、元気をもらえる気がして、不思議な気持ちです
そして昼からは、本校で再びばたばたといろいろな方々とお話しし、気付けば部活動の出中生も教職員も、帰宅する時刻を過ぎており、校舎内にはほとんど人がいなくなっていました
職員室の机の上には部活動報告の日誌と活動を示すマグネットが・・・
すべて活動修了ゾーンにマグネットは移動しています
人気のなくなった学校のある場所で天を仰いでみました
新鮮な風景です
明日は3月30日
がんばります -
第247号 さよならは・・・
- 公開日
- 2022/03/28
- 更新日
- 2022/03/28
校長室より
高校生の頃、来生たかお氏の「夢の途中」がリリースされました
(※曲名「セーラー服と機関銃」で薬師丸ひろ子氏が歌った作品の方が有名ですね)
その歌の中に、次のような歌詞があります
さよならは別れの言葉じゃなくて
再び会うまでの
遠い約束
作詞は来生たかお氏の姉、来生悦子氏です
恋の歌なのですが、卒業や年度末の異動の時季になると、必ず思い出す歌詞です
縁はつながっていて、切れることはないと感じさせられます
令和3年度の離任式がありました
学校生活の中で、生徒たちは多くの人と関わります
その関わりの中で、多くのことを学びます
相手がいるおかげで関わりができ、相手がいるから感じられることやできることなどがあります
出会いに感謝です
わたし自身そのことを実感できたのはずっと後だったかもしれません
直接お世話になった方には小さい頃の「ありがとうございます」と、本心から言えたと思いますが、どの人に対してもそうだったかと考えると、そういうことはなかったように思います
歳をとるにつれ、いろいろな経験を積むことで、自分の気付かないところで誰かにお世話になっていたり、自分にとって不都合な出会いも自分の成長につながっていたり、もしかしたらこのように存在するすべての人に感謝しなければならないと感じるようになりました
過去に出会った苦手な人も、今から会うであろう未来の人も、一生直接会うことのない人も、どこかで自分の成長につながっているかもしれないと思うのです
これは人との出会いだけでなく、できごととの出遭いも同じかもしれません
校歌を全員で共に歌い、体育館に響く大きな歌声を聴きながらそんなことを思い、転任されるみなさんを見送りました
ありがとうございました -
第246号 年度末休業(春休み)
- 公開日
- 2022/03/25
- 更新日
- 2022/03/25
校長室より
今日から年度末休業(春休み)です
休業(休み)と書きますが、一部の生徒は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策に留意しながら、限られた時間を有効に活用しつつ部活動に取り組んでいます
教職員は朝から年度末の事務処理や、教育活動に活用した物品の整理・整頓など、業務に励んでいます
また、業者の方に入っていただいて、校内のトイレの清掃をしていただいています
(※プロフェッショナルの作業はさすがです 新年度のスタートは、きれいなトイレを使って、身も心もスッキリと学習に取り組めます)
部活動や職員作業などの様子を見て、生徒も教職員も、その表情は何だか明るく感じます
これは見ているわたしの心境が反映されているからでしょうか?
春を迎えて、みんなが新年度に向けての期待やワクワクから来るのでしょうか?
とかく人間は自分の見たい情報、知りたい情報を取捨選択してしまう傾向があります
バイアスです
自分がそうだから、他の人もすべてそうだとは限らないので、十分留意したいです
このことにも関連していると思うのですが、3月に文部科学大臣から中学生・保護者にメッセージが出されました
ここに紹介します
ぜひご一読ください
文部科学大臣メッセージはこちら↓
中学生・高校生のみなさんへ
保護者や学校関係者等のみなさまへ -
第245号 授業の最終日
- 公開日
- 2022/03/24
- 更新日
- 2022/03/27
校長室より
修了式の後、各学年が時間をずらして、体育館で学年集会を行いました(上の写真)
学年議会が今年度を総括したり、来年度に向けて意識を高揚させたりする場面、教師が想いを伝える場面、最終日であることを実感する時間です
生徒から生徒へ、教師から生徒へ、生徒から教師へ、それぞれの想いがあふれているように感じました
この1年間で自分はどれだけ成長したのでしょう
それは、出中生だけではなく、教職員も、保護者も、その他の本校に関わるすべての人も意識できたればと思います
成長するのは子供だけではありません
子供がいるから我々教職員がいます
子供がいるから、保護者になります
改めて自身に問います
この1年間で、自分は何が、どれだけ、成長したのでしょう?
わたし自身で考えると、この1年間でできなくなってきたことがあります
それを歳のせいにするのは簡単ですが、その代わりに成長できたこともあるはずで、ほんの些細なことでもよいからとその成長を探しました
これは自分自身の問題と捉えますから、何がどれだけ成長したのかをここで明らかにすることはしませんが、確かにいくつかを見付けることができました
人によってはそれは成長ではなく、あきらめとか、妥協とか、別の言葉で表現するのかもしれませんが、それをどうとるかは自分が決めればよいと思います
本校の校訓のひとつは「天資養活」
これはみんなにはそれぞれに天に与えられた素敵なところがあるということを意味します
そして、それを大きく育てるのは、最後は誰でもない、自分自身です(※多くの人の支援を受けていることを忘れてはいけません)
新型コロナウイルス感染症の蔓延、地震などの自然災害の発生、予想外の世界情勢の変化等、人生何が起こるか分かりません
「どのように生きる?!」
今日この日を「決意の日」として、自分の生きる姿勢を見直してほしい
これは修了式の中で、わたしが生徒たちに伝えたことです(写真下)
明日からは年度末休業です
新年度に向けて、それぞれに本気・根気・元気に過ごしてほしいです
出中生に負けないように、わたしも今年度を総括し、新年度の準備を整えます -
第244号 成長
- 公開日
- 2022/03/23
- 更新日
- 2022/03/24
校長室より
本校に入学してそろそろ1年が経とうとしている1年生
もうすぐ2年生です
今では、中学校での給食の準備も慣れたものです
4月当初は、出町小学校、砺波北部小学校、砺波南部小学校、鷹栖小学校の4校を中心に、複数の小学校を卒業した生徒が集まり、人間関係もできていないことと、初めての中学校生活で、緊張感漂う雰囲気でした(※少し過剰表現か)
程度は違いますが、それぞれ確実に成長しています
成長していないように感じていたとしても、それは成長直前の準備の状態かもしれません
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ」という言葉があります
表面上は何も咲いていないように見えても、地中で根は広く太く成長するのです
昔、庭にタラノキを植えたことがあります
植えたと言っても、ただ地面にタラノキの枝を刺しただけです
それは春先のタラの芽の天ぷらを食べたいという、不純な動機でした
1年以上その枝は刺さったままで、葉が出るわけでもなく、ただの棒が立っているだけ
その存在を忘れかけていた頃、急に葉を広げ始めました
「いよいよ今度の春には待望のタラの芽を天ぷらにして食べられる!」と、喜んだのもつかの間、伐採命令が下されます
ご存じのようにタラノキはとげとげです
そのようなものが近くにあると、その頃まだ幼かった我が子たちがケガをする恐れがあるという理由で命令が下されたのです
渋々タラノキを抜こうとしたのですが、いつの間にかその根は四方八方及び地中深くまで成長していました
驚くことを通り越して、恐怖を感じました
その生命力のすさまじさに感じる恐ろしさでした
半日ほど格闘して、ようやく全部取り出すことができました
変な昔話となりました
人間も一人一人の成長のスピード、テンポ、度合い等は当然違います
決して他と比べることなく、必ず成長することを信じて、周りのおとなは子供達の成長を支援したいです
出中生の成長をいろいろな場面で見られた令和3年度も、もうすぐ終わり
1年生も2年生も、4月からは新2年生、新3年生です
今は自分自身を振り返り、何かを決意するには絶好の時季です
がんばっていこう!出中生!! -
第243号 迫る その日
- 公開日
- 2022/03/22
- 更新日
- 2022/03/22
校長室より
2年生、1年生の修了証に、職印を押しました
これら449枚は、全2、1年生449名が、それぞれの学年の課程を修了したことを証するものです
先日巣立っていった3年生とともに、この1年間の様々な教育活動を「本気・根気・元気」で取り組む出中生の姿を見てきました
一押し、一押し、それぞれの場面を思い出しながら押印しました
24日の修了式で、各学年の代表に手渡しします -
第242号 おかえりなさい? いらっしゃい?
- 公開日
- 2022/03/18
- 更新日
- 2022/03/18
校長室より
寒くても換気のために校長室の窓を開けているのですが、最近チュッチュッととても近くから鳥の鳴き声が聞こえます
昨春、玄関アプローチの屋根裏に巣を作って雛をかえしていた鳥がいたので、今回も気になりのぞいてみました
チュッチュッと鳴きながら、わたしを警戒しているような2羽の鳥がいます
つがいなのかな・・・
おそらく警戒音であろう鳴き声で、「何か、怪しいやつが来たから気をつけろ!!」と、互いに注意し合っている感じです
わたしと目を合わすことはないのですが、明らかにわたしを気にしています
子育てをするために巣の設置場所を探しているのではと勝手に想像します
巣を作るであろう場所をじっと見ていると、「おいおい、そこは自分が先に見付けた場所だぞ」と、今度はちらちらと目が合います
彼らは命がけです
「おじゃましました」と、そっとその場を去りました
「お帰りなさい」なのか、「いらっしゃいませ」なのか、彼らは名を名乗らないので不明です
この春もヒナの巣立ちが見られるのでしょうか
楽しみが増えました
彼らはスズメのような気もしますが、図鑑で調べないといけませんな
※参照(過去記事)
第79号 いのち
今朝、正面玄関前で○○さんが地面にいる羽の生えそろっていない鳥のヒナを発見しました・・・
【校長室より】 2021-07-09 08:36 up! *
第67号 定期テスト
巣立ったのではないのかと思い、ちょっと見るとまた巣に戻ってきているようです・・・
【校長室より】 2021-06-24 11:24 up! *
第66号 巣立ち
校長室の窓からチュンチュンとスズメの鳴く声がよく聞こえています・・・
【校長室より】 2021-06-23 16:17 up! * -
第241号 無人販売ではありません
- 公開日
- 2022/03/17
- 更新日
- 2022/03/17
校長室より
生徒玄関前に、登校してきた生徒の目を奪うものが出現しました
机の上に、野菜や果物がたくさん並んでいます
実はこれ、美術科の授業で1年生が製作した作品です
課題は「自然物を本物そっくりにつくろう」
力作揃いで、本物と見分けられないくらいのものもあります
1年生の作品を見て、同学年の生徒はもちろん、2年生も刺激を受けているでしょう
そして、生徒だけでなく教職員も刺激を受けているでしょう
やや自画自賛ですが、学校は、素敵な空間です
学校日記 school diaryメニュー