中庭

学校日記 school diary

  • 午後12時と午前0時 no.708

    公開日
    2024/02/29
    更新日
    2024/02/29

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198135?tm=20240808123208

    今日は2月29日
    今年はうるう年です
    オリンピックがあるから1年間366日と、いつもより1日多いうるう年なのではありません
    暦を調整するためにあり、その理由を理解するには天文学の知識が必要です
    中学校での学習内容で十分理解できるので、知らない人はぜひ調べてみてほしいです
    とにもかくにも、2024年は366日あり、久しぶりに2月29日がある年です
    ※うるう年が、4年に一度必ずあるものではない事実も興味深いです

    ここで問題です
    うるう年の2月29日に生まれた人は、毎年の誕生日はどうなるのでしょう?
    ほぼ4年に1度しか加齢しないのでしょうか?
    いやいや、そんなことあるわけない、と、感覚的に思うのですが、本当でしょうか??

    年齢に関しては、法律できっちりと決められています
    その法律は明治25年法律50号です
     ↓ ※国立公文書館デジタルアーカイブより抜粋
    明治三十五年法律第五十号(年齢計算ニ関スル法律)
     年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス
     民法第百四十三条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス
     明治六年第三十六号布告ハ之ヲ廃止ス

    読みやすくするために現代風にするとこのようになります

    年齢は出生の日より之を起算す
    民法第143条の規定は年齢の計算に之を準用す
    明治6年第36号布告は之を廃止す

    この法律だけでは細かい部分が明確ではないので、そのあたりは民法で定められています

    民法 ※e-Gov法令検索より抜粋
    (期間の起算)
    第百四十条
    日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない。ただし、その期間が午前零時から始まるときは、この限りでない。

    (暦による期間の計算)
    第百四十三条
     週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
    2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。

    要は、年齢は暦に従って計算します(年齢計算ニ関スル法律第2項、民法143条準用(同条1項))
    このとき出生の日の扱いが問題で、民法では「日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない」ものとしており、「ただし、その期間が午前零時から始まるときは、この限りでない」としています(民法140条)
    また、年齢計算ニ関スル法律は、年齢は出生の日から起算するものとしています(年齢計算ニ関スル法律第1項)
    そして、その期間は起算日応当日の前日に満了する(年齢計算ニ関スル法律第2項、民法143条準用(同条2項参照))となっています
    ということで、年齢は生まれた日を0歳として、生まれた年の翌年以降、起算日にあたる日の前日が満了するたびに1歳ずつ加齢するということになります
    少し文章を読み解く力が必要ですね(やはり国語の学習は大切なのです)

    だから、1歳を加齢する時刻は誕生日前日が満了する「午後12時」(24時0分0秒)となります

    「前日の午後12時0分0秒」と「当日の午前0時0分0秒」は、時刻としては同じですが、日が違っていることに留意してください
    つまり、2月29日生まれの人は、毎年2月28日の午後12時に1歳、加齢することとなり、これが冒頭の問題の解答となります


    法律はその文章が難解だと感じるのですが、様々なことについてのきまり事ですから、読んで理解することは大切だと思います
    そうすることで、だまされたり、悲しい思いをすることは減らせるのではないかと感じます
    といいつつ、難解だとの思いは変わらないのですが・・・
    やはり、わたしは勉強不足です
    まだまだ修行が足りません

    2月29日生まれの知人がいます
    以前その人に尋ねると、いつもは前日の28日に誕生を祝うと言っていました
    中には3月1日に誕生を祝う人がいるとも聞きました
    あなたの身近に2月29日生まれの方はおられませんか?
    今年は29日にお祝いできます

    ※ ↓ 下写真は、国立公文書館デジタルアーカイブで見られる「明治25年法律50号」です

  • 第2学年 平和に関する講演会 2/28

    公開日
    2024/02/28
    更新日
    2024/02/29

    学年の様子

    ヒロシマ平和ガイドクラブB.P.B 代表 座間味正彦 氏 を講師に招き、平和に関する講演会を行いました

    平和への想いや、修学旅行で訪れる予定の平和記念公園にある記念碑に込められた願いについて、丁寧に分かりやすく教えていただきました

    事前学習や講演会で興味をもったことについて、積極的に質問する姿が多く見られました

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198151?tm=20240808123208

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  • 数字の意味 no.707

    公開日
    2024/02/28
    更新日
    2024/02/28

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198123?tm=20240808123208

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200090?tm=20240808123208

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200990?tm=20240808123208

    出中生のみなさん
    今回は社会の学習です

    昨日、厚生労働省が令和5年12月分の人口動態統計速報を公表しました
     リンク:厚生労働省 人口動態統計速報(令和5年12月分)
     ダウンロードページ:政府統計の総合窓口

    この中の「人口動態総覧−対前年比較−」で、あくまでも速報値としてですが、2023年の日本の出生数が758,631人と過去最少となっています
    これは前年比5.1%減であり、8年連続で過去最少を更新し続けています
    また、婚姻件数は489,281人と、前年比で5.9%減であり、90年ぶりに50万組を切りました
    これらの数字から、今後少子化が一層進み、日本の人口減少も加速度的に進むことが予想されます

    出中生のみなさん
    これは、あなたにも関係があるお話です
    学校や教育のあり方以上の、国としての大きな課題でしょう

    上の【グラフ1】は、日本の総人口の推移(総務省「市町村合併の推進状況について」より)を表しています
    日本の人口は、明治時代から100年間で約3倍になっています
    それが、約30年後の2050年頃には1億人を下回る予想です

    上の【グラフ2】は、年齢別全人口と将来推計(国土技術研究センター作成)を表しています
    これを見ると、よりこれらの課題の大きさが明確になります
    日本では子供世代の人口が減り、高齢者年代の人口が増加しています
    1997年からは、子供世代人口を高齢者年代人口が多くなっています
    子供が減れば将来のおとなが減ります
    高齢者人口の増加は、社会福祉に関する予算が多く必要となることにつながります
    この予算は税金です

    上の【グラフ3】は、諸外国における年齢別2020年人口の割合(国土技術研究センター作成)を表しています
    世界的に見ても日本の高齢化率は際立っています

    何だか、不安をあおるようなデータを示しているだけのように感じるかもしれませんが、状況を知ることは大切です
    昨日、2年生が学んだ金融教育もそうですが、正しく状況を把握し、それぞれの立場でできることは何かを本気で考える
    そして、どのように「本気」で取り組むかです
    「実行する」だけでなく、「実行しない」という選択肢もあります
    本気で考えた末の決定であれば、「実行しない」も、「本気」だとわたしは思います
    それが「逃げ」か「本気」かは、自分自身が誰よりも分かることではないでしょうか
    どちらの自分を信じられるかも、自分自身がよく分かっていると思います


    ちなみに、将来の高齢化率の予想ですが、2060年の日本の高齢化率は約40%と予想されています
    その頃わたしはどうなっているか分かりませんが、生きていれば後期高齢者の一員ですな

  • 第2学年 技術家庭科 消費生活セミナー2/27

    公開日
    2024/02/27
    更新日
    2024/02/27

    学年の様子

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200111?tm=20240808123208

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200999?tm=20240808123208

    北國銀行の講師をお招きし、自立した消費者になるために正しい金融知識について学びました

    2年生では、消費生活について、様々な支払い方法やお金の管理の仕方などを学習しています

    今回の講演会を通して、キャッシュレス決済が進むなかで、どの支払い方法が良いのか、利用する上で気を付けたいことなどを仲間と話し合ったり、近年の消費者被害について知ったりして今後の自分の消費生活について考えを深めました

  • 共に学ぶ no.706

    公開日
    2024/02/27
    更新日
    2024/02/27

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198153?tm=20240808123208

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200110?tm=20240808123208

    朝、玄関で2年生の○○さんが、お客様を迎える歓迎看板を書いていました
    本日、2年生の家庭科の授業として、現職の銀行員の方を講師にお招きしたのです
    「私たちの消費生活と環境」の単元の学習で、今回は「自立した消費者になるために、正しい金融知識を学ぶ」ことがそのねらいでした

    株式会社北國銀行セミナー担当チーフの方による特別授業で、「なぜお金の知識が必要か?」から始まり、今回のねらいに迫る学習が展開されました

    成人年齢が18歳に引き下げられ、消費者被害に巻き込まれるリスクが増えます
    今の時期からこのような学習で消費者としての意識をもつことは大切でしょう
    ご家庭で既に留意しておられることと思いますが、学校としても出中生が被害者とならないために、できることを粛々と実践します

    生徒だけでなく、おとな自身も十分に注意する必要があります
    共に学び、お互いに気をつけましょう

  • 受賞報告 2/27

    公開日
    2024/02/27
    更新日
    2024/02/27

    お知らせ

    朝、校長室で受賞報告がありました

    第18回「五色百人一首」県大会
     緑札 1位 2年生

    おめでとうございました

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8197892?tm=20240808123208

  • 梅梅 no.705

    公開日
    2024/02/26
    更新日
    2024/02/26

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198106?tm=20240808123208

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200077?tm=20240808123208

    今朝、校庭の紅梅が多くの花を咲かせていました
    校門をはさんで反対側の白梅はまだチラホラです
    その咲き方に差があります
    梅は、1月中旬頃から咲き出すものや、3月中旬頃から咲き出すものなどさまざまです
    また、花の形が似ている桜と違うところは、咲き方も散り方もゆっくりなところでしょうか
    桜のない本校に梅がある理由はそのあたりにあるのかもと想像します

    梅は中国原産で、遣隋使や遣唐使が中国から持ち帰ったとされています
    奈良時代「万葉集」の頃は白梅、平安時代では紅梅が重宝がられたようで、万葉集には梅について百首以上が詠まれていて、植物の中では「萩」に次いで第2位の登場回数です
    日本人には昔から生活に近しい植物でした

    校長室よりのno.690「梅(2024.2.1)」で紹介した菅原道真の「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」(拾遺和歌集)は有名ですが、今朝の本校の梅を見ると、与謝蕪村の作品が連想されます
       
    二(ふた)もとの 梅に遅速を 愛す哉(かな)
    与謝蕪村(よさぶそん)

    二本の梅が今年の春の到来を告げています
    日当たりや品種等の違いで、開花に早い遅いがあります
    そこに春の訪れを感じ、楽しんでいる蕪村の感性が素敵だと思います

    この句で、「梅の遅速を愛す」ではなく、「梅に遅速を愛す」となっていることに多少の違和感を覚えるのが、わたしの感性のなさ、国語力のなさです
    要は、教養のなさというか、不勉強というか・・・

    俳人 中村草田男 氏 の「蕪村集」に、そのあたりの解説があります
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    我家の庭に二本の梅がある
    つぼみをつけるに始まって落花に果てるまで、双方で少しずつ速いと遅いとの差がある
    それを眺めているのが、自分にはまた楽しい

    「梅に」とあって、「梅の」となっていないのは、「に」というやや停滞の語感によって、読者の注意を梅そのものに凝集せしめるためである
    作者は、梅という「物」をまず愛している
    その上さらに、その物の上に展開される遅速という「事」をも愛しているのである

    「遅速」が漢語であるように、「愛す」も漢語である
    漢語のしかも動詞と、「かな」の切字とのかかる連結は従来存在しなかったもので、耳ざわりだったとみえて、弟子の大魯が批難気味にその理由を質問したのに対して、蕪村は十分の漢字の素養があって行えば和漢両語を調和せしめ得てさしつかえなき旨を教えている書簡がある
    「二もとの」和語に、単に形式的にだけ即応さすためならば「愛づる哉」の方が適当であろう
    しかし、それでは中央に位する「遅速」の漢語が取り残されて、いたずらに窮屈の感を帯びるに至る
    漢語からの感興に発しているこの句は、必ず「遅速」の漢語を利用し、しかも全体のリズムの滑らかさをも損なわざらんことを条件として課せられている
    その条件を果たすためには、かく中部の「遅速」の漢語を、下部の「愛す」の漢語で受けて締めすえる必要があったのである

    中村草田男 著 「蕪村集」(出版社 大修館書店)より抜粋
    ※太字はわたし
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ううむ、深い

    国語の学びも興味深いものです
    やはり学びは楽しいと思うのです

    「桃、栗3年、柿8年、柚は9年の花盛り、枇杷は9年でなりかねる、梅は酸い酸い13年」
    柚、枇杷、梅はこれ以外にも他の果物等が登場する文章もありますからその諸元が怪しいのですがおもしろい表現です
    この文章は「何事においても、成果が上がるには時期が来なくてはならない」ことの例えです
    はてさて、わたしはあと何年で実りとなるのでしょうか・・・

  • これは、鶴? 蜘蛛の巣? no.704

    公開日
    2024/02/22
    更新日
    2024/02/22

    校長室より

    日当たりのよい窓際に、観葉植物が越冬のために集めて置いてあります
    そのうちのひとつが春を感じさせられる状態になっていました

    常緑多年草のオリヅルランです

    ある程度成長すると細長い花茎を高くのばし花穂をつけて、白い花がまばらに咲きます
    花穂の先端にはクローン苗ができ、新しい株を作ります
    この株の様子が折り鶴に似ていることでオリヅルランと名付けられたとのこと
    月表面の模様と同様に人の見え方はいろいろで、海外では蜘蛛の巣に似ていると、「Spider Plant」と呼ばれているようです
    クローン苗でよく増え、丈夫で栽培が容易なために、外来種ですが観葉植物としてよく見かけます

    その姿を見ていて、興味がわいたのでちょっこり調べてみました
    すると、NASAが1984年に行った実験で、空気中のホルムアルデヒドを葉に吸着する能力が高いことが証明され、室内の空気清浄効果が確認されていることを知りました
    他にも毒劇法により医薬用外劇物に指定されているキシレンや、常温での揮発性があり引火しやすいために消防法で危険物に指定されたり、人体に対しての麻酔作用やその毒性の強さから、毒物及び劇物取締法で劇物に指定されたりしているトルエンの除去効果も示されていることも知りました

    ますます室内での鑑賞用にもってこいです

    あれ?とか、むむ?とか、少しでも気になることがあったら、いろいろな方法で調べてみてはどうでしょうか?
    ちょっとしたことからずるずると学びが連鎖し、その結果、大きなことを学ぶこともあります
    マナビは楽しいものです
    知れば知るほど疑問が増えるという経験も、それはそれで楽しいと思うのです

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  • 3学期期末考査 2/22

    公開日
    2024/02/22
    更新日
    2024/02/22

    学年の様子

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    期末考査2日目
    写真は2年生の様子です
    この学年で受ける最後の定期考査
    1年間の集大成として、学習した成果を全力で発揮します

  • 学校だより発行 2/22 更新

    公開日
    2024/02/22
    更新日
    2024/02/22

    お知らせ

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198132?tm=20240808123208

    学校だよりを、「配布文書」欄に更新しました

     第4号 表面
     第4号 裏面

    ※上の表示からもリンクしています

  • 第1学年 学年集会 2/21

    公開日
    2024/02/21
    更新日
    2024/02/22

    学年の様子

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    先日実施した生き方講演会の事後アンケートの結果を分析し、その内容をまとめて発表しました
    人生観だけでなく職業観にもふれ、来年度行われる砺波市「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」に向けても意義ある内容でした

    続けて、来年度石川県にて実施予定の集団宿泊学習について、実行委員から日程や活動について紹介がありました
    今後は事前学習として石川の特色を調べたり班別学習のコースを決めたりします

  • 3学期期末考査 2/21

    公開日
    2024/02/21
    更新日
    2024/02/21

    学年の様子

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     1・2年生は本日より期末考査です
     今年度最後のテストを、目標達成のために全力で取り組んでいます
     写真は1年生英語の様子です

  • 爆走メロス と 走れよメロス no.703

    公開日
    2024/02/21
    更新日
    2024/02/21

    校長室より

    2年生の国語の教科書に掲載され、出中生が授業で学習した「走れメロス」について、こんなふたつの話があります

    ひとつめは東京の学習塾、栄光ゼミナールのサイトで、2016年12月13日から2017年12月12日まで「柳田理科雄のマンガ1日1科学 〜がんばれ!モモンガ先生〜 」という漫画が連載されていたお話です
    副題に「昔話の謎と不思議を科学で解決!」とあり、理科教師のサガでこのようなものに惹きつけられるわたしは、今でもたまに見返しています(※リンク先:http://1kagaku.eikoh-seminar.com/category/story16)
    その中の2017年4月27日の記事に、「走れメロス」が扱われています
    太宰 治の「走れメロス」には様々な表現が使われており、声を出して読むとなぜかそのリズムが心地の良い作品です(※そもそも、この話の元ネタは太宰本人のことらしいですが、それについても解説されています)
    その作品を、科学の視点で読むという内容です
    柳田理科雄氏は、物語の文章の中の「少しずつ沈んでいく太陽の、十倍も早く走った」という表現に着目します
    メロスが友人のために、いや、自分のためにものすごくがんばって走ったことを表現する独特の文章です
    ただし、理科教師のわたしとしても、とても気になる表現です
    少しずつ沈んでいく太陽」・・・
    太陽が東から西へ動いて見えるのは、地球が西から東へほぼ1日1回の自転をしているからです
    「走れメロス」の舞台であるシラクスの町は、イタリアのシチリア島に実在する都市で、北緯約37度ですから、この緯度の地点での地球の自転速度で考えると、地表では時速約1300kmで西から東へ動いていることになります(※赤道上では時速約1700km)
    物語にある、この速さの「十倍も速く走った」となると、メロスは時速1万3000km以上で走っているということです
    音速は気温によって変化し、気温摂氏15度での音速は秒速340m(=時速1224km)ですから、時速1万3000kmはマッハ11です
    一般的なライフルの弾速は、秒速600〜1000m程度で、マッハ2〜3ですから、メロスはライフルの弾丸が飛ぶよりもはるかに速く走っています
    うーむ、とても興味深い・・・
    メロスが走っている周辺では、大気中を音速より速く移動する物体によって発生する衝撃波ソニックブームの影響で、大変なことが起こっていたことでしょう
    あ!!
    だから走っている間に衣服が破れ、メロスが処刑場に着いたときはほぼ全裸体だったのですね


    そして、もうひとつは「走れメロス」に関してのおもしろい研究のお話です
    それはひとつめの話の4年前に公表されているものであり、塩野直道記念第1回「算数・数学の自由研究」作品コンクール2013年度受賞作品で、中学校の部で最優秀賞・塩野直道賞を受賞した「メロスの全力を検証」です
    当時、愛知教育大学附属岡崎中学校2年生だった 村田 一真 さんの研究です
    ※https://www.rimse.or.jp/research/past/pdf/1st/work03.pdf ←ここでダウンロードできます
    ひとことで言うと、物語の文章からメロスがどのように走ったのかを数値化して計算したものです
    その結果は、野や森をメロスが進んだ往路前半は時速2.7km
    一般的に歩く速さよりも遅い・・・
    山賊と戦かった後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3km
    一般的に歩く速さよりも速いですが、どうなのでしょう・・・
    途中にトラブルがありますから、平均しているからと考えても、あれだけの表現でがんばって走ったように感じさせられたメロスの移動速度は、想像以上に遅く算出されてしまうのです
    研究した村田さんの感想の一部を抜粋して紹介します
    「いつも気にかけないところには色々な謎があっておもしろいと思いました。そして「走れメロス」というタイトルは「走れよメロス」の方があっているなと思いました。」
    着眼点といい、この感想といい、最優秀賞受賞も頷けます
    2013年で中学2年生ですから、今は24歳か25歳でしょうか?
    やはり中学生はおもしろい

    そして、科学はおもしろい

    決して、太宰 治 氏を揶揄しているのではありません
    その文章表現を含め、好きな作家さんのお一人ですから

    ※ 村田 一真 さんの研究は印刷して図書室の校長コーナーに置いたので興味ある人は読んでみてください(こちらでダウンロードもできます

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8197240?tm=20240808123208

  • 受賞報告 2/20

    公開日
    2024/02/20
    更新日
    2024/02/20

    お知らせ

    お昼の時間に、校長室で受賞報告がありました

    令和5年度官公学生服杯
    第22回中学新人バレーボール優勝大会富山県大会
      第3位 VC富山 2年生

    おめでとうございました
    福井県で開催される北信越大会に出場します

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  • プレゼント no.702

    公開日
    2024/02/20
    更新日
    2024/02/22

    校長室より

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    本校のスタディメイトから学校へ書籍の寄贈がありました
    以前(※令和5年6月)、3年生の英語科の授業でフィンランドとオンラインでつないだ学習をしたときにお世話になった、徳留宏紀氏(※正しい徳が表示されないため、この文字を使用しています)が著者の一人として出版されているものです

    書名:「非認知能力を伸ばす実践アイデアブック」
    著者:中山芳一、田中麻衣、徳留宏紀(※正しい徳が表示されないため、この文字を使用しています)
    発行所:東京書籍

    出中生にというより、本校教職員向けです
    大変興味深い内容です
    なんと、本校向けにサインを入れていただいています

    「在り方で生きる」
    「kiitos !!」

    「kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」
    「ありがとう」とは違う使い方もあるようで、例えば、英語のpleaseのように、何かを丁寧に頼むときに使ったりするようです
    「Voitko auttaa minua,kiitos?」は、「Can you help me please?」と同意かな

    いただいた書籍は職員図書として、教職員がすぐに手に取れるところに置かせていただきます
    ありがとうございました

    縁とは誠に不思議であり、ありがたいものです
    その縁をどうするのかが、その人の人生を左右します

    プレゼント present
    それは、名詞で「贈り物」だけでなく、「現在(いま)」という意味もあります
    また、形容詞で「存在している」「そこにある」「出席(出勤・参列)して」「居合わせて」という意味もあります
    言葉はおもしろいです

  • 第2学年 清掃に見られる人間力 2/19

    公開日
    2024/02/19
    更新日
    2024/02/19

    学年の様子

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    普段の清掃の様子ですが、いろいろな場面で気づきの力や「心」が見えます
    左上の画像
     端や黒板の溝の下は、壁が身体にあたったりして雑巾がけがしにくい場所です
     しっかりと雑巾がけをしています
    中央の画像
     1人の生徒が他のメンバーの雑巾を当たり前に引き受けて、他のメンバーが整頓やごみ取りをしやすいようにしています おかげで効率よく清掃が進みます
    右上の画像
     雑巾がけに雑巾をかける際、きれいに整えてかけます
    どの行為も気づく力やきれいにしようとする「心」がないとできないことです
    前面に立ち牽引するだけでなく、こうした内面も2年生全員で大切に育んでいます!

  • 雨水 no.701

    公開日
    2024/02/19
    更新日
    2024/02/19

    校長室より

    校舎内には、春が近づいていることを感じられるものが見られます
    ある教室で見られる光景(上写真)もそのひとつです

    春が近づくと言えば、本日は24節気の第2、「雨水」です
    現在広まっている定気法(24節気を配置する方法)では「太陽黄経が330度のときの日」です
    国立天文台発表では、太陽黄経330度に太陽が位置するのが中央標準時2月19日13時13分であり、天文学ではその瞬間です

    寒さが徐々に和らぎ、降る雪が春の雨に変わる季節
    山の雪が融け始める季節
    強い南風である「春一番」が吹く時期であり、ちょうど先週の15日(木)に北陸地方での「春一番」が発表されました
    某番組のニュース・インタビューで氷見市の方が「こんなもの、春一番ではない!!」と断言しておられたことが印象に残っています
    確かに、あまり強い風ではないと感じていたのですが、北陸地方における「春一番」の条件を知って納得しました
    4つの条件が目安となっているそうです(富山地方気象台HPより)

    ・「立春」から「春分の日」の間であること
    ・日本海で低気圧が発達すること
    ・新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)10m/s以上の南成分(ESE〜WSW)の風が観測された場合で、かつ上の気象台を除く新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)6m/s以上の南成分(ESE〜WSW)の風が観測された場合
    ・最高気温が前日より高いかほぼ同じになること
    「北陸地方に」というところがポイントですね
    気象につきものの「平年との比較」をしたかったのですが、「春一番」は出現しない年もあるため、平年日を算出していないそうで、だから報道では昨年と比較していたのかと、これまた納得でした

    ちなみに、過去5年分の春一番の状況は次の通りです
    ※富山地方気象台HPより

    西暦(元号)・月日・最大風速(m/s)・風向・最高気温(摂氏度)
    2024(R6)・2月15日・10.2・南南東・20.5
    2023(R5)・2月28日・8.3・西・18.7
    2022(R4)・2月15日・8.3・西・10.1
    2021(R3)・2月20日・7.0・南西・13.1
    2020(R2)・2月16日・10.5・南 ・17.5
    2019(H31)・2月4日・9.8・南南東・14.0

    おそらく氷見の方は「春一番」の発表条件をご存じなかったのでしょう
    「平年比較をなぜしないのか」と思ったわたしも、平年日を算出していないことを知りませんでした
    気象庁の決め事や事情を知らずに勝手にいろいろ感じてお恥ずかしいことでした
    もうしわけないことです

    人は過去の経験等で感情が左右されることが多いです
    大切なことを判断する場合には、十分留意する必要があると改めて感じました

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  • いかがでしょう(宣伝) no.700

    公開日
    2024/02/16
    更新日
    2024/02/16

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200997?tm=20240808123208

    本校の玄関を入ると、突き当りにガラス張りの図書室があります
    本校の中で、わたしが好きな場所のひとつです

    使いやすいように学校司書が工夫してくれている図書室で、お昼休み等には多くの出中生が利用しています
    その利用者の一人が、わたしです
    学校司書に「こんな本はありますか?」と尋ねると、すぐに数冊の本が目の前に登場します
    また、わたしの蔵書を置くスペースをつくってくださいました※図書室の中で一番不人気エリアかも (T^T)
    出中生にお薦めの本をマイ・チョイスで並べています
    ぜひぜひ、出中生のみなさんご利用ください

    久々にそのコーナーで、今日現在気になった一冊を手に取ってみました
    それは、これ↓です
    「仕事の答えはすべて「童話」が教えてくれる。」
      千田琢哉 著、朝日新聞出版社(2013.2.28)

    「ああ、確かにそうだったなぁ」と、思いつつ、中に書かれたいくつかの話を読みました
    そして、ふと「あとがき」が気になって開いてみると、「あとがき」はなく、次のように大きな文字で書いてありました

    「もうダメだ」
       と思ったら、
     図書館の児童書コーナーに
       籠ろう。

    明日は土曜日
    ちょっぴり籠ってみようかな

    そういう日もありますな

  • 第2学年 社会科 東北地方の自然環境2/15

    公開日
    2024/02/15
    更新日
    2024/02/19

    学年の様子

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200996?tm=20240808123208

    社会科の地理の時間、個人、小集団、全体で、自分の考えを深めたり、話し合ったり、意見を共有したりしています
    今日は、「東北地方ではなぜ夏に祭りが多いのか」がテーマです
    様々な回答が出て、「そういうことか」と、理解する瞬間がみられました
    1人だけでは学べないことも、みんなでだからこそ学べることがあります

  • 輝き続ける no.699

    公開日
    2024/02/15
    更新日
    2024/02/15

    校長室より

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    一昨日の夜、夜空に星々がはっきり見えました
    昨日の夜は、帰宅する頃には雲が広がっていて星は観えず、少し残念

    昼の空も、夜の空も、わたしはなぜか惹かれます
    原っぱに寝転んで空を見上げていると、途中から地球に乗って空を見ているのか、地球を背負って空を見ているのか分からない不思議な感覚になります

    一昨日の星空には、帰宅する頃には南の空にオリオン座がありました
    理科の授業で学習しますが、オリオン座は冬の星座です
    冬の真夜中(午前0時頃)に真南に観えるものが、早い時間で南の空に観えているわけで、季節の移ろいを感じます

    しばらく玄関先でカバンを持ったまま、突っ立って星々をボーっと眺めました

    We are all of us stars,
    and we deserve to twinkle.
    わたしたちはみんな星であり、
    光り輝くに値する

    世界的有名人のマリリン・モンローが発したとされる言葉を思い出します

    当時はまだ男性優位だったアメリカ社会で、一世を風靡した彼女の言葉には力があります
    わたし自身が歳を重ねて、波乱に満ちた彼女の人生を知れば知るほど、この言葉がいろいろに感じられます

    単純に、一人一人には輝くものがあるというだけではなく、それぞれの星の明るさに関係なく、他の星と共に大きな星座を描く夜空の星のように、人間もそれぞれの輝きを大切にすることで、周りと共に何かを為したり、誰かのために何かができていたりするのではとわたしは考えます

    出中生も、みんな星のような存在だと思っています
    マリリン・モンローが言うように、光り輝くに値するのです

    空に太陽が昇っている間や、空が雲で覆われているとき、地上から星は見えにくくなりますが、その先では、空の星々は命ある限り輝き続けています

  • 第2学年修学旅行班別学習モデルコース完成2/14

    公開日
    2024/02/14
    更新日
    2024/02/14

    学年の様子

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8200987?tm=20240808123208

    来年度の修学旅行班別学習のモデルコースを完成させました
    今年度に行った金沢市内での班別学習を生かし、話し合う姿が見られました
    修学旅行でよりよい学びができるよう、準備を進めます

  • 教わる その2 no.698

    公開日
    2024/02/14
    更新日
    2024/02/14

    校長室より

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    とあるお話

    ある禅の高僧が、弟子から悩みを相談されました
    「お師匠様 教えを得るには、どうすればよいでしょう?」
    高僧は「それならば・・・、」と、弟子にお茶を用意します
    そして、弟子の前に茶碗を置き、その茶碗にお茶を急須で注ぎ始めます
    すると、高僧は茶碗がいっぱいになっても注ぐのをやめません
    茶碗から注がれたお茶があふれ、卓にお茶がこぼれ、床へもこぼれます
    「もうおやめください!」
    たまらず弟子は高僧に言います
    「お茶があふれています。もう茶碗には入りません!」

    静かに高僧は弟子に言いました
    「よくぞ見てとった。お前も同じだ。わたしの教えを得ようとするなら、まず頭の茶碗を空にしなさい。」


    「空の茶碗」「お茶でいっぱいの茶碗」それぞれ何を表しているのでしょう
    お茶でいっぱいの茶碗は、単に「知識で頭が飽和状態」ということではないと思います
    人からのアドバイスを素直に聞き、それを実行に移すことができる人は、学問でもスポーツや芸能でも、大きく成長できます
    初心者や初級のうちは、センスのある人やちょっと経験していた人がよくできるように感じますが、中級・上級と進むにつれて、素直にアドバイスを受けられる人はその成長は続きます
    多少の壁があったとしても、乗り越えていきます
    これは教師生活の中で生徒たちに教えてもらったことです
    空の茶碗は素直な心、いっぱいの茶碗はそうではない心でしょうか

    今日は本校新規採用の教師が研修のための授業があり、わたしも参観しました
    出中生も教職員も、それぞれの学びは続きます
    当然、わたしの学びもです
    素直で謙虚な心が、脱皮し続けられるかどうかのカギを握っています

    しつこいですが、「脱皮しない蛇は滅びる」のです
    by フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

    ※参考図書「人生に知恵と勇気を与えてくれる33の寓話—白髪のヒーローたち」
    Jane Yolen 著、深井 照一 訳、出版社 東京書籍 (初版2001/7/1)

  • 第1学年 1年間の学び 2/13

    公開日
    2024/02/13
    更新日
    2024/02/14

    学年の様子

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8198140?tm=20240808123208

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    1組の横の特別教室前に、1年間の学びを掲示しています
    第1学年では、たくさんの方からお話を聴きました
    CHICO先生や、場家先生のお話から、職業や生き方について考えを深め、長久先生や、太田先生のお話から自分の日常生活を見つめ直し、他の学級の出中生の発表から、地元砺波の魅力を再発見しました
    これらの学びが、出中生の未来につながります

  • 受賞報告2/13

    公開日
    2024/02/13
    更新日
    2024/02/13

    お知らせ

    お昼の時間に、校長室で受賞報告がありました

    ・第60回 親切善行 顕彰 3年生
     (県善意銀行、県親切運動本部)

    おめでとうございました

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  • 教わる no.697

    公開日
    2024/02/13
    更新日
    2024/02/13

    校長室より

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    2月11日(日・祝)にアイザック小杉文化ホールで開催された、第23回富山県室内合唱コンサートにお邪魔しました
    本校合唱部が出演するということで、ご招待いただいたことと、やはり本気の出中生を応援したいと思うからです
    県内で活動する21団体約350名が参加したコンサートは、なかなかの盛況ぶりでした
    一般の方も出演されており、合唱を愛する人たちの熱い心を感じられました
    本校の合唱後にも、作曲家であり合唱指揮者である松下  耕 先生からワンポイントアドバイスをいただき、褒めていただきました
    このように、その道の専門家から直接指導を受けることは大人も子供も関係なくとても貴重な場となります
    前日の2月10日(土)からは「合唱講習会2024in富山」が同じ会場で開催されており、これにも本校合唱部は参加していました
    これにも、学生・一般合わせて、2日間で延べ270名が受講されており、みなさんにとって幸せな時間だっただろうと想像します

    時間は命

    時間を大切にすることは命を大切にすることであり、誰かが自分のために時間を使ってくれたとしたら、それはその人の命をかけていただいているようにわたしは思っています
    中学3年生の担任のときには、我が学級の一人一人を思いつつ、ヒーヒー言いながら入試の書類を作成したこと(※結構時間と労力を使うのです・・・)について、当時の中学生に「わしは命を削ってがんばっているから、みんなもがんばってほしい」と、今であれば不適切となるかもしれない発言で激励していたような記憶があります

    自分のために命を懸けてもらうとき、代償の有無は関係なく、それはただただ感謝でしかないと、わたしは思っています
    そしてその感謝の想いは、周りの誰かに自分自身のやり方で伝えていければよいとも思っています

    富山県合唱連盟HP参照

  • 第23回富山県室内合唱コンサート2/11

    公開日
    2024/02/13
    更新日
    2024/02/13

    学校の様子

    2月11日(日・祝)、アイザック小杉文化ホールにて第72回富山県芸術祭主催行事「第23回富山県室内合唱コンサート」を開催され、出町中学校合唱部が出演しました

    演奏後に、松下 耕先生(作曲家・合唱指揮者)から講評をいただき、とても貴重な時間となりました

    ※県内で活動する21団体、約350名が出演

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  • 考える no.696

    公開日
    2024/02/09
    更新日
    2024/02/09

    校長室より

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    出中生のみんなは「粉屋の息子とロバ」の話を知っていますか?
    (※ロバと親子、ロバを売りに行く親子、ろばうりおやこ 等、題名はいろいろあるようです)

    粉屋と彼の息子が、隣町の市(いち)でロバを売るためにロバをひいていました
    街角で集っていた女達が、それを見て笑います
    「なんだい、あの親子は・・・ ロバに乗らずに、とぼとぼ歩いているよ」
    粉屋はこれを聞き、息子をロバに乗せました

    しばらく行くと、街角で議論をしている老人達がいました
    老人の一人が、ロバに乗った息子を見てあきれた顔をします
    「あれを見ろ 最近の若者は年寄りを大切にしない 年老いた父親を歩かせて、怠け者の息子はロバに乗っているぞ」
    粉屋はこれを聞き、息子をロバから下ろして自分がロバに乗りました

    またしばらく行くと、子連れの母親たちに会いました
    母親の一人が、ロバに乗った父親を見て悲しい顔をします
    「子が可哀想だ 小さな息子を歩かせて、あの親は自分がロバに乗って楽をしているよ」
    粉屋はこれを聞き、息子を自分の後ろに乗せました

    またまたしばらく行くと、橋を修理している人達に出会いました
    その一人が、ロバに乗った親子を見て怪訝な顔をします
    「ロバが可愛そうだ 二人に乗られた重みで、足が震えているぞ」
    粉屋はそれを聞くと、親子でロバから降り、修理で余っている棒をもらってロバの脚をロープで束ねて棒にくくり、ロバを親子でかつぎました
    「これなら、誰も文句は言わないだろう」

    そして、粉屋と息子が橋を渡ろうとしたその時、棒につるされるのを嫌がったロバが暴れて、ロバと粉屋と息子は川に落ちてしまいます

    粉屋と息子は川から何とかはい出ましたが、ロバを失って寂しく家に帰っていきましたとさ


    よくイソップ童話とされますが、もとはポッジョの『笑話集』に収録されていたもののようです
    ラ・フォンテーヌの寓話詩には「粉ひきとその息子とロバ(第3巻 第1話)」として収録されています
    これがスペイン語で書かれた1488年以降の『イソップ寓話集』に収録されます
    日本では『伊曽保物語』下巻に「人の心の定まらぬ事」として掲載され、最後は「皮を剥いで軽くして持って行けばいい」という意見に親が従い、その結果ハエがたかって困り果てて捨てて帰ることになっており、すごい話です

    これらは、人の話を聴くなというお話ではないと思っています
    経験上、人の話はよく聞くのが大切だと思っていますから
    要は、自分が為すことをどのように決め、その言動にどう責任をもつかを考えさせられていると思っています
    また、「言論の自由」とやらで、何をやっても批判する人が誰か彼かいるということです
    最近は特に、SNSやメディアで発信者の傲慢さを感じることが多いです
    ※わたしもその一人かも・・・
    要は、確実な事実と、信頼できる情報・経験則・助言を基に、自分が覚悟をもって決めることが大切だとわたしは考えます
    そしてその言動に自分なりの責任をもつのです
    ※「責任をもつ」とは何かは、また別の機会に・・・

    不確かな情報を「〜らしいよ」と、拡散しないことも大事です
    能登半島地震では、良かれと思って拡散した情報は誤りで、その影響で捜索活動・救助活動に支障が出た事案が多く報告されています
    特にネットにおいては情報ソースを確認するとか、別の方法でその情報が正しいのか確認するとか、十分に留意しなければなりません
    ネットの便利さによって悪影響なるものは、「早く」「広く」拡散すると感じます
    「そんなつもりではなかった」は、加害者の口からよく出るセリフですが、知らず知らずのうちに自分が誰かを気付付けたり追い込んだりすることは不幸です

    もしそのことに気付いたなら、早めにやめて謝罪することです
    わたしもその一人かもしれないので、誰か気付いたらぜひ教えてください
    そんな人が身近にいることはありがたいことです

    また駄文長文となりました
    昨年の「輝け!お寺の掲示板大賞2023(公益財団法人仏教伝道協会 主催)」で、「寺小屋ブッダ賞」を受賞した作品を紹介して、no.696の結びとします

    うわさ話は 賢(かしこ)き人のところで 止まる
    照蓮寺(浄土真宗本願寺派・大分県日田市)

  • 令和6年度前期生徒会役員

    公開日
    2024/02/08
    更新日
    2024/02/08

    学校の様子

    お昼休みに、新執行部が校長室を訪ねました(校長室よりno.695)
    出町中学校生徒会の伝統を引き継ぎ、発展させてくれるでしょう
    ただし、そのためには、出中生一人一人の力が必要です

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  • 新執行部来訪 no.695

    公開日
    2024/02/08
    更新日
    2024/02/08

    校長室より

    お昼休みに令和6年度出町中学校前期生徒会役員が校長室を訪ねてくれました
    それぞれの決意を聴くと同時に、校長からの相談にものってもらいました
    みんなそれぞれに熱い思いがあり、頼もしく感じられました
    校長の相談はまだ内緒です

    昨日の認証式では、全出中生に向けてお話しする機会がありました

    歴代の生徒会執行部は、出中生の代表として、よりよい生徒会を目指し尽力しています
    具体的には、学校をより安全で快適な場所にするために、また、友情や協力の大切さや、楽しさを感じられるようにするために、行事や日常活動などに取り組んでいます
    令和5年度後期生徒会長 ○○さん をはじめ、役員のみなさんありがとう
    役員だけで生徒会活動は成し遂げられるものではありません
    ずっと出中の先輩たちが意識し、やってきたように、全校生徒が、生徒会員の一員としての責任をもって行動することが大切であり、全生徒会員にありがとうと言いたい

    そして、改めて出中生にわたしは問いました
    よりよい出町中学校をつくりあげるために、

    自分は何ができるか?
    自分は何をするか?
    自分は何をやらないか?

    今日は、いま一度そのことを考える機会だ、とも伝えました
    そして、出中生全員が、本気で、自分のこととして考えて、生徒会活動に取り組んでほしい、と願っていることを

    天資養活・自他共栄

    出町中学校生徒会の進化を、楽しみにしていますし、教職員は全力で支援します
    きっと後輩にバトンを渡す3年生も楽しみにしているだろうと思っています


    昨日の生徒会役員認証式もそうですが、今日の昼休みの校長室
    やはり出中生と直接語り合うのは楽しいものです
    誠にありがたい時間でした
    ありがとう
    いつも出中生全員を応援してます

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  • 受賞報告 2/8

    公開日
    2024/02/08
    更新日
    2024/02/08

    お知らせ

    朝、校長室で受賞報告がありました

    ・グランドチャンピオンスイムミート2024
     女子50mバタフライ中学生以上 3位 2年生(JSSとなみ)

    おめでとうございました

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